〈オールカラー版〉日本画を描く悦び (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 軽井沢千住博美術館の雰囲気がとてもよく、興味を持ち購入
    【目的】
    千住博氏の芸術観を知りたい
    【まとめ(1P)】
    日本画とは、天然の岩絵の具と和紙と膠(にかわ)の相性を見ながら「自然との対話」することに真髄があるのでは?
    【ポイント(What)】
    ・目の前の”石ころ”は46億年の果てしない時間から自然に晒されてきた存在=時間と空間のメタファー、宇宙の神秘
    ・科学の進歩で芸術は表現を拡張してきた一方で、真皮から遠ざかったことでイマジネーションの豊かさは失った
    ・「美しい」とは生きている喜び、最も美しい風景こそここで死んでもいいと思える⇒入れ子の生死感
    【アウトプット(How)】
    ・私たちはF1マシンのようにエンジンを切ったらかけなおすのは容易ではない、そして一人ではかけなおせない

    【その他】
    ・かつて、自然の中で弱い存在のヒトは、天然の粉や砂などを身に塗ることで自然(=宇宙)と同化したいと考えた→コスメティックス
    ・「純粋」とはもっともコアなコンセプトのみで成ること(⇔余計な考えをつけ足していく)

  • マーカー引きまくった。
    共感、そして勇気をもらえる言葉がたくさん。

  • P.2019/12/26

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著者プロフィール

1958年東京都生まれ。82年東京藝術大学美術学部卒業。87年東京藝術大学大学院博士課程修了。ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人初の名誉賞受賞。大徳寺聚光院の襖絵、羽田空港第二ターミナルの壁画、APEC JAPAN2010の会場構成など。革新的な日本画が国際的な評価を得ている。

「2015年 『千住博全版画カタログレゾネ1988-2015』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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