マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版 [Kindle]

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著者 : 冲方丁
  • 早川書房 (2012年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (230ページ)

マルドゥック・ヴェロシティ1 新装版の感想・レビュー・書評

  • マルドゥック・スクランブルという行く末を知っているからこそ,物悲しく滞留する雰囲気を感じながら読み進めている.

    独特の文体からは,これが過去の物語であると宣言されているように感じる.なんというか,あたかも断片的な語り口だが,確かにリズムは存在するというような.
    これはクランチ文体というらしい.ジェイムズ・エルロイの「ホワイト・ジャズ」等がそうらしいのだが,まだ読んでいない.

    物語は,マルドゥック・スクランブルのラストシーン,そのフラッシュバックから始まる.ボイルドのビジョンを彷彿とさせるような,あるいは粗いGIFアニメのような,細切れだが連続した物語のフラッシュバック.
    まだ心を持ったボイルドが,繰り返し襲いかかるビジョンに苛まれ,ウフコックへの思いとの狭間に苦しむ様子が描かれている.
    スクランブルには登場しなかったユニークな人々も登場した.スクランブルにはトゥイーズぐらいしかいなかったが,ウフコック同様に動物でありながら人並みの知性を持つオセロットや若き人イースター,そしてその相棒のウィスパーなど,どの人物も個性的で哲学を持っている.

    とりとめもなく思いついたことを書き殴ってしまった気がする.

    本書はマルドゥック・スクランブルを前提知識としているため,まずはスクランブルから読み進めないと厳しいと思う.
    また,スクランブルとは大きく違う文体に戸惑う人もいると思うが,本作がスクランブルの前日譚 (Prologue) であるということを考慮すれば,この文体が生み出すリズム感は納得できるものだった.

  • 09が出来た過程と個性的な仲間たち、今のところは絶好調!

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