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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (306ページ)
感想・レビュー・書評
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マルドゥック・スクランブルで活躍するボイルドとウフコック、そして彼ら異形の兵士たちが生み出された戦争と研究所と、マルドゥックシティ全体を覆う陰謀の影。ボイルドたちは立ち向かい、崩壊し、そして堕ちる。
マルドゥックスクランブルの前日譚となる本作です。ウフコックとボイルドが出会い、ともに戦い、袂を別つまでのお話を、マルドゥックスクランブルよりもむしろ濃密にダイナミックに描いていて、読み応えがありました。ただ、登場人物が多くて込み入ってるので互いの関係性が分かりづらかったり、再登場の時には誰だか忘れてしまう事態に陥りがちでした。しかしなによりこのお話を書くために失踪して新幹線のトイレで書き上げて吐き散らしたエピソードがすごいなあ、と思いました。作品中にも確かに追い込まれてる雰囲気が滲んでます。
マルドゥックスクランブルのフィナーレでもあるので、ぜひ両作併せてお楽しみください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラストで