象られた力 [Kindle]

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著者 : 飛浩隆
  • 早川書房 (2012年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (118ページ)

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象られた力の感想・レビュー・書評

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  • 中編が4つ。廃園の天使シリーズとは毛色の異なる作品も多い。
    しかし、どの作品も目の前に情景が浮かぶような描写で、読ませる力はどの作品でも高いと感じられた。

    「デュオ」
    音楽に関する描写が凄い。
    SF以外にこんな話もかけたのか、と唸るような作品。
    最終的にはホラーになるのかな?

    「呪界のほとり」
    「飛浩隆=エログロで陰湿なSF」というイメージと全く正反対なバディものスペースオペラ冒険譚、といった感じか。
    痛快な内容で軽く読めた。

    「夜と泥の」
    まず、舞台となる惑星の文化の描写が素晴らしい。中華っぽい雑多な雰囲気が読んでて目に浮かぶ。
    はじめはただ、森で生物観察をする話かと思ったが、中盤から完全にSFに切り替わる。

    「象られた力」
    これは飛浩隆の十八番とも言える、純粋なSF。「言葉・記号」といったテーマで書かれているように感じた。
    "いろんな物を取り込んだ球体"はグラン・ヴァカンスにも出てきただけど、これは作者が好きなモチーフなのかな?

  • 冒頭の『デュオ』がとにかく圧巻。
    幻想的だけどぞっとする話だった。視覚に訴えてくるクラシック音楽の描写がすごい。

    同じ宇宙を舞台にした『夜と泥の』と『象られた力』の2編も滅びの美学が漂っていてよかった。

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