レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書) [Kindle]

  • 30人登録
  • 3.60評価
    • (1)
    • (1)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 小田亮
  • 筑摩書房 (2000年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (207ページ)

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • けっこう難解でわかりにくい構造主義を比較的(ここが重要)分かりやすく解説した本。ただ、既存の構造主義の誤りを正す意味があるので、入門書というよりもレヴィ=ストロースの表面的な哲学を勉強してからのほうが腹落ちするかもしれない。とりあえず思ったのは「歴史=変化の積み重ね」であるという点。俗にいう未開社会が歴史を持っていないのは、彼らが変化を意図的に取り入れなかった結果であり、単に社会そのものの構造が西欧のそれとは異なることを示してくれている。余暇があれば、もう少し別の本も読みたい。

  •  私達の歴史感は、現代が良いものという前提をもとに過去を相対的に位置づけていないだろうか? また、そんな歴史観が未開の民と自文化を分断していないだろうか?
     そんな固定観念を壊してくれる本書。
     そもそも現代科学文明も、その<構造>はそのままに<変換>されたものかもしれない。古代の呪物が現代科学の利器に置き換わったのだけなのではないだろうか。それゆえ、利器に守られた日常がそれを失った時に壊される恐怖があるのかもしれない。
     また自分探しやアイデンティといったものが、それが結局は自己を生きることから遠ざけているのかもしれない。レヴィ=ストロースもまた「無我」の中にあったのではないだろうか。

全2件中 1 - 2件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)はこんな電子書籍です

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)の新書

ツイートする