少年H DVD(2枚組)

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監督 : 降旗康男 
出演 : 水谷豊  伊藤 蘭  吉岡竜輝  花田優里音  小栗 旬 
  • 東宝 (2014年2月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104082954

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少年H DVD(2枚組)の感想・レビュー・書評

  • WOWOWでの放映で二度目の鑑賞。

    信念を貫いた少年“H”

    以前レンタルをした際にはタイトルの“H”を、恥ずかしながらヘ○○イのHと変な想像をして観る意欲は湧きませんでした。ところが皆さんのレビューでそんな事はない立派な作品と知り改めてレンタルした笑い話がありました。

    私たち昭和の世代には懐かしい街並みを舞台にした作品でしたが、『三丁目の・・』シリーズとは異なり戻りたくない時代でした。イニシャル‘H’の肇少年が主人公ですがキリスト教信者の家族に生まれ、太平洋戦争に突入した国情と周囲の民衆の想いに強く疑問を抱き続ける。しかし、自らの信念は決して折れる事無く貫き通す。
    家族を守る為に信念に逆行する生き方をしていく洋服縫製業の父親に尊敬を失いかける少年だったが、やはり父親への思いは崩れる事はなかった・・・。

    私たちの父親世代の経験でしょうが継承されている想いを改めて思い起こさせてくれる作品で、原作者の少年時代の自伝との事ですが良い作品を残してくれました。
    しかし、民意と云うものは何なのでしょうか・・。作品の時代は軍策・・そして今はネットに左右されている事が多く感じます。
    時代に左右されずに生き抜くのは難しい事なのでしょうか?

  • 上映終了ぎりぎりになってようやく鑑賞。
    間に合った。
    以前、原作の上巻までは読了したものの、それっきりになっていたので、
    今夏映画化されると聴いたときは、これは観ておこうと思っていた。
    なにしろ舞台が神戸なので、親近感があったし、
    実は原作に、たまたま仕事で知り合った方の縁戚が、リアルに登場するという親近感もあったので。
    (残念ながら映画には出てこなかったが)

    実は原作には元々、時代考証に若干違和感があることを、読書部の先輩から伺っていて、
    本当はその辺も自分で確かめてから観たほうがよかったのかもしれないが、
    結果映画としての作品は、それほど違和感なく、伝えたいこともなんとなく感じられた。
    ちょっとした役に、小栗旬や早乙女太一、原田泰三や佐々木蔵之助など、錚々たるメンバーでぜいたく。
    そして國村準様、こちらでも。

    当時の神戸という土地柄で、職業柄外国人と接することの多かったHの父の考え方や、母のふるまい、
    周囲の大人を見てHが感じ、もがきながらも進んでいく様は理解できた。

    「戦争」を背景にした作品はとても難しいと思う。
    今年、戦争を背景にした作品を観ることが多いが、どれも視点が違えばこんなに内容が変わるものだと
    改めて感じる。

    http://onionmovie.jugem.jp/

  • 原作をむかーし(高校生だったかな?)読んで、これは手元に持っておきたい、また読みたいと思った。映画を観てもその感覚になった。

    戦争やそれを奨励する大人への、違和感、理不尽さを、少年目線でよくあぶり出している。
    この映画ではさらに、その真実を見つめる目を育てた父親の息子への話もすばらしい。事あるごとに、大事なことは何か、真実を話してくれる。

    終戦直後に叫ぶ、「この戦争は一体なんやったんや!」が頭に残っている。
    結局たくさんの人の命や平穏な生活を奪い尽くしただけで、何にも得たものなんてないやないか、と(言っているような気がした)。
    それから、大人のことを「わかめ」と言ったのも。たくさんのわかめが潮の流れに乗って右へ左へゆらゆら揺れる、これと同じだと。確かに、数日前までピッチャーを投手と呼ばされてたのに、急にアメリカかっこいいになったら、信念持てよ!って怒るのもわかる。

    漂っていた不穏な空気からじわじわと、戦争が日常に入ってくるところ。今の情勢と似ているような気がして本当に怖い。本当の情報を知らされないままずるずると戦争は進み、戻れないところまできて、「ここに爆撃機なんか来るわけない」って思っていた日常に爆撃機が本当に来てしまう。
    新聞に戦争体験者が「今は戦前の感じによく似ている」と投稿していたのを思い出した。
    今、観る価値のある映画。

  • 思想のない土人、Japの戦前、戦中、戦後。
    その中を自分の考えを持って、やり過ごしてきた少年の姿が描かれる。

    まぁ、今も日本人は同じような感じなんで、国ごと消し飛んでいた方がよかったのかも知れないし、米国だってエリート層と土人を区別することによって成り立っているだけで、大半の人間は何も考えずに流されているだけかも知れない。

  • 水谷豊がもうちょっと自然な演技だったらな。あのお父さん役は合ってた。

  • 水谷豊の慈愛溢れるお父さん役がハンパないです。


    自分がしっかりしてないと潰されてしまうで。
    今何が起きとんか、しっかり見とき。

    色々我慢せんとならんのやろうけど、何を我慢せんとならんのか分かっとけば、我慢できる。


    戦争はいつか終わる。そのときに、恥ずかしい人間になっとったら、あかんよ。

  • テレビで鑑賞。ただでさえ同調圧力が強い日本で、しかも戦争中だとさらにひどくなってそうな中、親子ともそれぞれ信念を貫いている姿にジーンときます。

  • 昨夜のTVロードショーにて。

    「勝ち」と「負け」にばかり拘って、
    人の命が軽視されていた戦争の真っ只中にいても、
    大事なものを見失わず、
    決して離す事のなかった少年Hの存在が
    明るい火の玉の様に思えた。
    その元気な火が最後まで消えなかったのは、
    彼を見守る
    家族の存在があったからこそ、なんだろうなぁ。

  • ロードショーで観ました。
    右京さんファンな私ですが、これも凄くよかったです。

    少年Hの心の葛藤が凄く共感できました。
    彼のお母さんのアメリカかぶれっぷりは痛いところを感じましたが…実家がお寺だからその反動?なんて分析もしちゃいましたが…。

    右京さんの演技は最高でした。
    凛とした態度と物言い。
    こういうお父さんすばらしいなって感じました。
    私の祖父の紳士服の仕立て屋なので、色々とミシンなどの道具がとても懐かしく私の目には映りました。
    とても素敵な空気を持った映画です。

    時代の日常風景の見せ方としては、三丁目の夕日とかああいうのよりも断然いいと思います。

    それにしても右京さんのセリフは名言だらけでした。

  • 映画館での鑑賞を都合で諦め昨夜デレビで観た。
    少年H の年齢設定は私の父親の1歳年下なのが面白い。

    映画を観ながらアメリカ留学経験者である我が祖父と
    キリスト教である我が家をシンクロさせた箇所多々。

    無計画な戦争ほど不幸な話しは無い、戦後”憲兵”の
    豹変には呆れたよ! との親父の言葉を思い出した。

  • ちょっと前にTVでやってるの少し観たと思うんだけど、レンタルショップでたまたま見つけて再観したくて
    何が衝撃って、早乙女くん出てて、おまけに徴収されて絶望して自殺してしまうって役なところ
    当たり前だけれど、そうだよねえ…いつの時代にも、いやこの時代だからこそ、か
    そういうことって起こるよね…すべての悲劇が、戦死になっていると思った、改めて

    小説で読んだ方が面白いかな、原作が気になるところ

  • TV版!
    原作はかなり前に読んだことあるので、まぁ戦争モノだと分かっていながら…あえての。
    思っていたより原作の内容を忘れてたというのもあるけど、忠実にはなってないのかな。。。
    戦争ってつらくて、ひどくて、、、って次世代にも伝えなきゃいけないって思う。
    この一家は恵まれていて、誰一人として犠牲者がいなかったけど。でもそれぞれに傷を抱えているんだなって思わせられる最後だったかな。
    おにいちゃんとかおとこねえちゃんのくだり、、、なんかもうちょい親しい関係だった記憶があるんだけど。
    なんか結末?というか終わり方が案外明るくてよかった^^
    しかし戦火のシーンはすごかったなぁ。。。

  • Hの聡明なお父様 
    戦時中において芯を通すのは難しいだろうな
    「戦争はいつか終わる その時に恥ずかしい人間になったらあかん」
    という言葉が印象的だった

  • 良い映画でした。
    水谷豊さんも素敵だし、水谷さんが演じるお父さんも素敵。

  • 最後がなぁ〜!、イマイチ。
    当時の子ども(今の祖父母世代)は実に逞しく育った世代なんだろうかと改めて感じた。それに引き換え、自分たちた実に軟弱に育ったもんやと。戦争の是非などではなく、映画として美化されている面もあるが「その時代」を1面として捉えるには良い作品。

  • 地上派放送を録画視聴。(8/15近辺に放送してたはず)

    戦争が終わって、失ったものや無力感で空っぽになってしまった父。(道理を分かっているつもりで聡く振る舞っていても結局大勢に対して何もできなかった…っていう空虚さもあったのかな)
    掌返しできてしまう大人達や信仰ゆえに自己犠牲してしまう母に憤る息子。
    なんか堪えた…
    人生って割り切れないことばかりだよね、うん。
    同調圧力(「非国民」って安易な思考停止用語だよね…)とか国やマスコミによる情報隠ぺいとか「自由」とはなにか、とか色々考えてしまう。

    相棒キャストもちょこちょこ出てくるのが。
    先祖なのかと妄想してみると楽しいねw
    監察官は昔も憲兵やってたり、芹沢くんは特高だったり。官房長達は嫌な大人たち(笑)

  • 水谷さんの演技が素晴らしい。
    普段相棒とかしか観たことなかったので、新鮮。
    でも息子の役をやってる彼(名前が出てきません)の演技が好きだなぁ。ナチュラルで、ピカ一だった。
    終戦後の彼の絶叫する一言が印象的。

    2013年観た邦画の中では1、2位を争う作品だったかと思います。

  •  妹尾河童の実体験を基に戦争に翻弄されても強く生きる家族を描く。

     「ALWAYS 三丁目の夕日」の様に昭和ノスタルジーな世界をCGで描く所は一緒だが、太平洋戦争の頃を描くこの作品はあの頃はよかったというのと全く逆のテーマが込められている。今このご時世に映画化したことは高く評価したい。
     特筆すべきは水谷豊演じるお父さん。外国人との交流がありあの当時に何が正しかったか知っていたはずの父が、戦争が終わって沈黙し呆然としているのが息子Hには耐えられない。だが、そうなのだと思う。分かっていながら防げなかった苦しみを抱え、それでも前を向いてまた働こうとするラストはただ感動するだけでなく多くのことを考えさせられる。

     今の時代だからこそ見たい一本。
     子役二人の良さも光る。まさかこの二人もCGじゃないよね?

  • これは、また観たい作品。

  • 原作は大ベストセラーだけど未読。戦争の映画だとも知らずに鑑賞。物語は夏場によくある戦争ドラマにもありそうな、いたって平凡な内容。水谷豊と伊藤蘭夫妻がお父さん&お母さん役を演じているが、そのお父さんが非常に良かった。物腰やわらく慎ましいが、論理的で判断力もある。声高に反戦を主張しないが、隠れた信念がある。敗戦を経て、ほとんどの大人が手のひら返しをした中で、一人だけ自分が反対していたはずの戦争に責任を感じて、さらに謙虚になる。得てして小人は声がデカくいばり散らすものだが、真の強者は彼のように目立たず、慇懃なものなのだろう。☆3.5

  • 小学生の時に読んだ、少年Hが原作。
    内容はすっかり忘れていて、映画を観ても、こういう内容だったっけ…^^;?という。
    いやいや、よい映画だったと思う。
    子役2人の演技も良かった。
    お父さんの人間性が素晴らしくて。
    そして息子も、子どもながらにまっすぐで不器用に生きていく。良かった。
    そして最後に、戦争は絶対に、だめ。
    戦争しなきゃいけない世の中にしちゃ、絶対だめ。
    今もこの世の中に多くの紛争や戦争が起こっている事に、無関心になってはだめ。

  • 戦争ものだけど、怖い・えぐい場面もなく、すいすい見れた。
    段々戦争の影が呼んでくる様子、戦争後の価値観の大転換など、市井の人の目を通じて分かったのが良かった。
    子役の少年H君の熱演も光る。

  • 太一目当て。女形も見れて良かった。

  • なかなか良かったですね。戦争中の家族の生活の様子が克明に描かれています。過酷な境遇でありながらも、常に「希望」が描かれているところに救われます。

    またリアルな空襲のシーンも一見の価値あり。ここまでリアルな映像は見たことありません。主人公の少年が空を見上げて「きれいだなぁ」とつぶやくシーンが印象的。

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