- Amazon.co.jp ・電子書籍 (218ページ)
感想・レビュー・書評
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「ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。ぼくは幸福という言葉は大嫌いだ。ぼくはその代りに〝歓喜〟という言葉を使う。 危険なこと、辛いこと、つまり死と対面し対決するとき、人間は燃えあがる。それは生きがいであり、そのときわきおこるのがしあわせでなくて〝歓喜〟なんだ。」
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魂が揺さぶられた。男女の章は、とても心にしっくり響いた。
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「自身の生に感動するには、死に対面するほかない。」
「保身のための安全な道ではなく、不安や恐怖を感じるような危険な道を選ぶ。そんな覚悟を決めて、自身の思うまま、本能のまま生きれば、情熱が湧き、人生を謳歌できる。」 -
個人的に・・・
国語の教科書になっていてもいいのになーと
思いました。
自分と闘う力が湧いてくる言葉が溢れている。
ガツンとくるけど優しい感じ。
特に恋愛観は共感。
何度でも読みたい良書 -
岡本太郎の言葉を聞いていると、さすがにやる気がみなぎってくる。人生は刹那の連続。
その刹那を大切に出来ないことは、本当にもったいない。
自分も相手もありのままで美しいし、偽ることはもったいない。 -
常識に縛られて、自分のやりたいことを我慢する必要はあるのか? 人はどのように生きるべきなのか? 著者の人生論が詰まった1冊。
「この本に背中を押された」と安藤美冬さんが言っていたのを思い出して、読んでみた。彼のことは「芸術は爆発だ」と言った、くらいしか知らないのだけれど、本当に、かなり変わった人だったんだろうなと推察できる。生まれつきにそうだった、ずっと周囲との違和感を持っていたと言っているけれど、やはりご両親の育て方なんだろうか。「子ども」として扱われたことがなく、「人間」として接していた、というのはかなり特殊な関係のように思える。良し悪しではなく、やっぱり環境が人をつくるのだろうな。
前半は、何か迷っていたりするとたしかに励みになる。いくつもメモをして、読み返そうと思える箇所があった。 -
岡本太郎さんのことを、よくしらず、
とにかく爆発しまくっている、天才本なんだろうな、
とおもっていたのですが、
力強さの中にも、優しくて、繊細さのある本でした。
”いかにも岡本太郎さん”がしっかり味わえる中にも、
”何かすごい決定的なことをやらなくちゃ、なんて、思わずに、
チッポケらシラ.なことでもいいから心の動く方向にまっすぐ行くのだ”
というような、親しみのある励ましもかかれています。
あと、岡本太郎さんが、こんなに戦っていたことが驚きました。
精神的な事以外にも、
”30歳をすぎた、パリ帰りの男が、19、18の若者達と一緒に初年兵訓練を受け、徹底的にしごかれた”
時の話なんて、意外で興味深く読めました。 -
Kindle書籍より。 内部から、言葉で揺さぶられる感覚。本質をえぐりだす鋭い論調。 社会的な立場、安定、評価を気にするあまり、本来の自分を殺して生きる現代人への警鐘。なにかを判断するとき、その基準が自身ではなく、他人の視点ばかり気にしてはいないか。疑問を持ちつつも、そうなるように適応してしまった自分。気がつけば、そのとおりになっている。 過激な発言ばかり取り上げられる著者だが、その裏にある真意にどこまで迫れただろうか。 「この悲劇的な、いやったらしいまでの生命感を、感じとらない人は幸か不幸か…」