不連続の世界 [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 恩田先生の読み心地の良いすうっと入ってくる文章が心地よい。
    「月の裏側」に登場した多聞さんが主人公の短編集。
    有名な観光地が舞台になっていて、それぞれの謎と解明にもその土地ならではの要素がからんでいる。
    読んでいると旅に出たくなる。
    そして移動時間に読みたくなる。
    (今回は空港の待ち時間とフライトの間に読み終わった)
    旅行のお供にぴったりの一冊。

    空港とか駅って文庫本が買える場所があるといいですよね。
    電子機器が使えない時間帯でも関係ない、紙の本は最高のモバイル。
    (恩田陸先生の受け売りです)

  • これは短編集で、「月の裏側」に出てくる主人公が体験する非日常。日常と非日常は境界なんて無くて、エアポケットみたいに唐突に開くものなのかもしれない。時間が線でなく、面であるように。非日常はパラレルワールドを覗いた瞬間のことかもしれない。

  • 図書館で借りて読了
    「蜜蜂と遠雷」を買おうかどうか悩んでまずは恩田陸作品を読んでみようと思ったんだと思う。
    (のちに蜜蜂~は幻冬舎不買の一身上の都合で買わずに借りました)

    すこしふしぎ系の話は好きなはずなんだけどこれはどうにも合わなかった…。あとで読んだ「ロミオと~」でも感じたけど解決しないにしてもなんらかの芯を通して終わってほしいのにただただフワっとしたものに感じてしまった。

  • 電書で再読。ミステリーとホラーの境目は結局考えてない。

  • 多聞さんと、その周りの少しだけ不思議なお話し。夜明けのガスパールは最後数ページで一気に転換。

  • 夜のピクニックで知られる恩田陸さんの小説。
    なんとなく安かったので読んでみた。
    あと不連続という非線形っぽい表現にも惹かれた。

    塚崎多聞という前の小説でも出てきた主人公がそれぞれ5編の中で描かれる。タイトルは不連続であり、内容もその通りなのだが、唯一の連続性が多聞なのである。
    下記の5つがタイトル

    木守り男
    悪魔を憐れむ歌
    幻影キネマ
    砂丘ピクニック
    夜明けのガスパール

    個人的にはそれぞれそれなりに楽しかった。
    が、最後の夜明けのガスパールが一番よかったかな。
    まあ、気になったら手に取っても良さそうな小説であった。

  • んん?最後まで読めなかった…

  • まるほど、懐かしさというのはほとんど恐怖とイコールなんだな。

  • 3章まで。。ファンタジー系は飽きが早い。。

  • やさしいホラー短編集。
    ラストの話の夜明けのガスパールは、
    ここまで読んできて自分は主人公多聞のことを、全く分かってなかったと驚いた。
    そりゃそうだけどね。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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