逃げるは恥だが役に立つ(1) (Kissコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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  • 25歳で派遣切りにあい職を失い困っていた森山みくり。娘を心配した父から、家事代行業を希望している36歳独身交際歴ナシたぶん童貞の会社員・津崎平匡を紹介される。みくりが家事業にやりがいを見出し始めた頃、両親の引っ越しの計画を聞かされる。
    現状を維持したい2人は「雇い主」と「従業員」の立場を守りながら“事実婚”を選択する。

    派遣切りで職を失ったり、互いのメリットを優先したり、男女一つ屋根の下を意識しないようにドライな関係を維持するなど、今の世の中意外とあってもおかしくない関係性です。1時間2000円の時間給、新婚旅行という名の社員旅行をする等、契約結婚のなかで細かな決め事を守りながら、お互いのテリトリーに踏み込まない距離で生活を営んでいきます。
    ふんわりとした見た目とは裏腹に急な積極性を見せるみくりと、見た目中身ともに真面目・堅物・奥手の平匡の今後の関係に注目。また、彼らの周りに居る個性的なキャラクターも魅力的で、しかも勘が鋭い。“事実婚”の事実を伏せている2人に周りがどう絡んでいくかも気になるところ。
    絵柄やキャラクター、みくりのショート妄想劇など一見ふわっとしたライトな印象ですが、時折ふと漏らすひと言に重みがあったりします。結婚ってなんだろう。一緒に暮らすってどうゆうことだろう。私は色々と考えさせられました。
    電子書籍で1巻目を読んだのをきっかけに既刊5巻目まで大人買い。題名も秀逸。久しぶりにハマりました。

  • 良いです。ベタベタしない感じが好き。
    結婚を契約と考えるというのは以前から言われていたことではあるけれど、実際やるとこんな感じなのかな?と思いました。

  • 大好きになってしまった!
    最初は試し読みで読んでいたけど、ぐいぐい引き込まれて一気に7巻まで!笑

    みくりちゃんと平匡さんの関係や、彼らを取り巻く周りの人も魅力的で、様々な価値観でストーリーが彩られていくので、何度読んでも発見がある!
    平匡さんの可愛さ、どんどん壁から出てくる感じ、たまりません!笑

    恋愛経験ってある方がいいけど、結局どんな人と付き合っても前回の経験って特に役に立たない。またゼロからリセットされる。だから、経験をあてにせずその都度まっすぐに相手と向き合うことが、一番恋愛をうまくいかせる方法だなあ…と気づく。

    セリフにも名言が多く、めっちゃ素敵な漫画!!!!!

  • 主人公森山みくりは派遣切りにあった女性で
    もう一人津崎さんは、特に結婚を考えていないが家事をしてほしい男性で

    その二人の意見が一致したので、夫婦の関係は全くない
    事実婚の話

    一昔前だったら「?」なお伽話のような話だったけど
    今だったら 「ああ、あるのかもなー」ということが色々と描かれてて面白かった

    たまに起こるみくりの脳内妄想劇の描写がうまいし
    津崎さんの(明言はされないけど)モヤモヤした表情やちょっとした言葉が
    今後どっちに転んでいくのかなーと気になる話にさせてくれて面白いです

    少女マンガだけど、このモヤモヤした悩みとかは男性にもオススメだと思います
    「逃げるは恥」だが「役に立つ」というのも最近そうそう!と思う題名ですし
    荒川弘さんの銀の匙銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)
    でも「生きるための逃げはありです、全然オッケー」といったことを述べられているので

    こんな題材のマンガがあって、もっと世に広まっていけば面白いのになーと思いました
    楽しかった!

  • 祝☆逃げ恥婚‼︎ということで読み返し‼︎色んなテレビ番組のパロディが随所に盛り込まれていて笑えます! 他人同士が一緒になる「結婚」について考えさせられますね‼︎

  • 2021/05/09入手・2022/07/18読了。

    こんなお話初めて読んだ!っていう感じの内容で面白い。ドラマ未視聴。海野つなみ先生の漫画はなかよし時代に何回か読み切りで読んだ程度だけど、いろいろ見聞を広めていたのかな

  • テレビの影響で原作を読みました。

    ドラマと違って話の流れが丁寧に描かれており、各人物の心情や話の展開がわかりやすかった。

    やはりテレビドラマにはドラマの、漫画には漫画の良さがそれぞれあると再確認できる、漫画・ドラマとも良作だと思います。

  • 全11巻。

  • ドラマから原作を読み始めてみた組です。見た目がドラマの役者さんに比較的似ていてまずはそれにびっくりした(本来言うなれば逆ですが)。原作のが尖った感じがする印象を持ちました。漫画で読むと文字の影響かより深く考えてしまう感じがしました。

  • 今どきの若者や中年たちの、傷つきたくない、損したくない、という内情と、そこから一歩踏み出す奮闘の話。

    IT企業勤務の私としては、平匡さんの職場のように、一見キラキラだけど泥臭い現場を書いてもらえたのが嬉しかったな。
    よく漫画やドラマだと、フリーアドレス!洗練されたデザインの職場!クリエイティブ!みたいな雰囲気だけでてくることも多く。

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著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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