- Amazon.co.jp ・電子書籍 (325ページ)
感想・レビュー・書評
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かける言葉や行動が具体的で良かった。
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まだ、パートから契約社員になったばかりで、正社員にすら届いてないんだけど、人事権を持つ上司から、「社長に就任したら社長が出来るのではない。この人なら社長が務まると思われるから社長に就任できる。」と言われている。つまり、私が将来目指す立ち位置がプレイングマネジャーなら、今からそのように振る舞えなければなのである。幸い、自分を含めて3人の部屋で、上司と部下に挟まれて働いている。最小規模で練習を始められる環境にある。この教科書を読み込んで活かそうと思う。
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プレイングマネジャーの教科書
結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策
2010/4/9 著:田島 弓子
これからの中間管理職に必要なのは「ハブ型マネジャーシップ」である。
それは、複数のパソコンをつなくネットワーク機器のハブのような役回りであり、自己主張をするより、メンバーの様子を観察しながら個性と個性をつなぎ、部門間をこまめに行き来をしてまとめ上げ、調整し、道筋をつくっていく。結果として、仕事が流れ、スムーズに循環し、大きなネットワークとして機能するようになる。
本書の構成は以下の5章から成る。
①気が弱い人ほど「課長業」はうまくいく
②5秒でできるコミュニケーション「初期投資ゼロ」の即効フレーズ
③コミュニケーションを仕組化する
④クセモノ&苦手な人対策「問題解決コミュニケーション」
⑤プレイングマネジャーのためのトラブル時のFAQ
マネジャーの仕事は管理。
・・・だけではない。もちろん属する組織の状態により役割は変化し、プレイヤーとマネジャーのバランスを考慮する必要がある。しかし、長期的な視点で見れば、やはり組織全体の底上げと役割に応じた業務から結果を出すことによりマネジャーとして次の大きな仕事にとりかかる時間を捻出することは大切である。
本書はマネジャーの本でもあり、コミュニケーションの本でもある。
それくらいコミュニケーションが大切であり、それが全てなのかもしれない。急がば回れという言葉があるようが、理想は回ることも急ぐことを継続できるようになることだと思う。 -
上司もいて部下もいる、というプレイングマネジャーについて、コミュニケーション方法のコツを58個に分けて解説している。
困った上司ならびに部下への対処法について、きめ細やかな気遣いに基づいて書かれているところが参考になった。