新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 上巻はところどころ難しく理解をすっ飛ばして読むも、まま、普通に面白いって言う印象。可もなく不可もない。長年読みたかったハゲタカをついに読み始めることができた

  • 同僚に借りて一気読み。最初読み進めるペース遅めだったけど、途中から続きが気になって一気に読破してしまった。

  • 仕事がめちゃめちゃできる男が、腐りまくってる会社を口八丁でズバッ!っと粛清し、安値で買収し、主人公の会社がどんどん儲かっていく話。彼女は金髪の強気な美女。
    もういかにもな設定できつかった。
    スタイリッシュ水戸黄門って感じ。
    ゴルゴ31。007。

  • ドラマは見ていないので原作を読むことにした。真山仁作品初読みです。ドラマの評判ほどハゲタカぶりがなくスムーズに読めます。ミカドホテルの絡みが少なく下巻が楽しみ。

  • 続きが気になる!そのままの勢いで下巻を購入してしまいました。
    新渡戸稲造の言葉はよくわからないが、面白い!

  • 小説としてのハラハラ感
    鷲津の、ビジネスマンとしてのカッコよさ
    シンプルに勉強になる。

  • ハゲタカ2はつまらないが、1は面白い。骨太で濃厚な小説

  • 「神の国は、汝らの中にあり」
    「名誉の巌の上に建てられ、名誉によって守られてきた国家は、今は屁理屈の武器でもって武装した三百代言の法律家や、饒舌の政治家の手に落ちようとしている」
    「真に勇敢な人は、常に沈着であって、決して驚かず、何者によってもその精神の平静さを乱さない」

     舞台は1990年代後半、バブル経済崩壊後の不良債権処理で青息吐息だった日本。上巻はプロローグと第一部、第二部で構成されており、各部の冒頭には、新渡戸稲造の「武士道」を引用し、物語を進めている。

     物語の中心は三陽銀行の不良債権の処理問題、それを取り巻くハゲタカファンド、ホライゾンキャピタルとの駆け引きとそれぞれの社員たちの人間模様である。さらに日本型の経営で問題を抱えた中禅寺ミカドホテルの松平一家のエピソードを並行して描いている。

     特に第一部では1990年代の日本の銀行、企業経営者たちの問題点を書ききり、「名誉の・・・・」の引用に沿った展開がなされている。特に、日本での学歴や勤務経験しかない登場人物を、“ぬるま湯国家・ニッポン”の代表として、ほぼ全員をここに落とし込んでる。

     一方、社長の鷲津をはじめとしたホライゾンキャピタル関係者たちや、三陽銀行の芝野、中禅寺ミカドホテル松平一家の娘、松平貴子など、外国人や外国生活経験者は、そんなぬるま湯日本しか知らない人たちに対して、真っ向から闘う。しかし、彼らも迷いがあったり、ビジネスライクな対応をしているように見えたり、「神の国は・・・」「真に勇敢は人は・・・」を体現している登場人物は見いだせない。

     唯一“武士道を体現した人”と言えるのは、松平貴子の祖父。中禅寺ミカドホテルを1代で立ち上げた人物である。

    「フライフィッシングは、テクニックで釣るんじゃない。釣り人の心だ。心が乱れている時は、どんなにテクニックを駆使しても、魚の目には死んだ虫にしか見えない」
    「一日の最初に、神様のお恵みをいただく、これが至福」

     バブル狂乱で骨抜きになってしまった武士道の国。果たして、再生できるのだろうか?鷲津、芝野、松平貴子、外国人たち。このうち武士道精神を体現する人物はどれほどいるのだろうか?

  • 勧められて。
    おもしろいけど難しい…!正直よく理解できないまま進めてしまってるところもある。その辺りがもっとわかればより楽しめるのだろうなあ

    鷲津には不思議な魅力を感じるし、リンみたいにかっこよく仕事できたらなあとおもう。などという頭の悪い感想しか書けない。

  • 2019.3.30読了。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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