3月のライオン 8 (ジェッツコミックス) [Kindle]

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  • 白泉社
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  • 《精一杯頑張った人間が
    最後に辿り着く場所が
    焼野ケ原なんかであってたまるものか!!》

    宗谷名人との記念対局。
    零は、指した直後に悪手と気付くが、その後、最善手のみを指し続ける。できるだけ対局が長く続くように、終わらないようにしたということかな。
    その後の沈黙の感想戦も、静かに戦う2人を省庁しているように思えました。

    柳原棋匠の戦いは、長く続けた者だけが出せる凄みを感じました。。

  • 老棋士の戦い

  • いい夜だねぇ・・・ 
    私 こういうのがいいな・・・
    こういうのが大好きみたい

    何を心地良いと感じるか。
    それは人によって違う。

    でも人は他人に認められたいという欲望を持つから、
    他者が高い評価を与えるもの、
    他者に羨ましいと思わせるものを、
    自分が心地良いと感じるものと
    混同してしまうことがよくある。
    実はちっとも欲しいものではないのに、
    手に入れても虚しいだけなのに、
    必死になって手を伸ばす、守ろうとする。

    他者に認められたいという欲望を手離せば、
    自由になれるのだろうか。
    でも自分が欲しいと思うことだって、
    そのほとんどは何かしらの欲望から生まれる。
    欲望をそぎ落とし、
    すっかり無くして生きることができたら、
    素晴らしいと思う。
    同時に、欲望のない人生なんて、
    意味があるのだろうかとも思う。

    僕らは欲望に駆り立てられ生きるし、
    欲望とともにしか生きられない。
    欲望とどう付き合うかの問題だ。
    時には欲望に呑まれてしまうことだってあるだろう。
    それでも欲望をゼロにしようとして、
    できなくて自己嫌悪するよりは健全な気がする。
    自分が欲しいものは何か。
    他者の声ではなく、心からの自分の声で、
    本当に自分が望むものを見つけたい。

  • 宗谷との対局は打った直後に悪手と気付いてから最善手を打ち続けた。感想戦で悪手を別に思いついた打ち方に変えると微かなリアクション。その後、復路で宗谷の耳が聞こえていないことに気付く。

    島田のタイトル戦。相手の老人は色々な人のたすきを受け継いできた人。大盤解説の零と二階堂が頑張って盛り上げる。柳原が虫の息から盛り返し勝利。永世に。

    閑話休題。夏祭り?の商品をあかりとひなたに任せるおじいちゃん。悩みながら決めたメニュー飛ぶように売れる。梅シロップはちよちゃんからもらったもの。零も手際よく手伝う。ひなたはこーゆーのが好きと零に伝える。

    ちよに会いに行った。少しずつ進んでいるようで良かった。

  • 熱くてよい。
    将棋の知識も入るし。

  •  桐山VS宗谷名人戦in盛岡( ´ ▽ ` )ノ
     静謐で透明な世界で交わされる果てしなく清浄な戦い。感動的だった( ´ ▽ ` )ノ
     そして(我が地元)仙台・白い嵐編( ´ ▽ ` )ノ
     ほんととことんリアルで、二人がどこをどう歩いてるのかメートル単位ではっきり分かった( ´ ▽ ` )ノ
     徹底して調べこんだんだね( ´ ▽ ` )ノ

     続いて(なんと表紙も飾っている)柳原棋匠VS島田名人戦を描く焼野が原編( ´ ▽ ` )ノ
     上にひとり取り残された者の悲愁、迫りくる終焉への慄き、皆から寄せられる期待・羨望という重責、あがきの美学。カッコよかった( ´ ▽ ` )ノ

     将棋中心の巻だったけど、ちほちゃんのその後のフォロー、川本家流煮玉子(実際試してみた人、何万人もいるんだろうな)等々もしっかり描きこまれているところが「3月のライオン」の「3月のライオン」たるゆえん( ´ ▽ ` )ノ
     面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    (以下続刊)
    2020/11/12
    #1431

  • 宗谷名人との記念対局。「静かで明るくて何もこわくない所にいた」その場に居合わせたいとは思わないけれど、そういう対局ができた零は幸せもんだし、彼の努力の結果なわけだし、なんかすごいな。「ーずっと考えてた。俺から将棋をとったら何が残るんだろう…」一方で柳原棋匠の戦い。定年退職のない世界において、かつ日々勉強の世界において。なぜそんな恐ろしいことを考えられるのだろう。「ーだとしたら俺はひょっとしてこの「重さ」のおかげでここまで逃げずに来れたとも言えるのか…」たすきが…涙なしには読めなかった。

  • -

  • おじいちゃんも必死。誰もが必死。神様がついてくる、のシーンは素晴らしかった。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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