3月のライオン 5 (ジェッツコミックス) [Kindle]

著者 : 羽海野チカ

• 白泉社 (2010年11月26日発売)

感想・レビュー・書評

[soloelfinさんの感想 · 2023年9月11日]

《後悔なんてしないっっ
しちゃダメだっ
だって
私のした事は
ぜったい
まちがってなんか
ない！！》

「3月のライオン」で1番辛い、ひなのいじめについてのお話。
零とひなたの関係を描くうえで、不可欠のエピソードなんだと思うが、読んでいて辛くなっちゃうな。。

[たまなびさんの感想 · 2023年4月28日]

島田の地元エピソード、ひなのイジメエピソードのはじまり

[ramunesaitodotさんの感想 · 2022年4月6日]

静かに燃える人。
棋士にはそんなイメージがある。
教室の中心でわいわい騒ぐ人ではない。
どちらかというと隅でひっそりと、
目立たず佇んでいる。
自己主張が強い、存在感溢れるというより、
背景になじみ同化する。
でも話してみると、熱い想いを持った人。
強い意思を感じさせる人。
思わぬ熱量にびっくりさせられる。

我慢強く、粘り強く、
時間を忘れ考え続けることができる。
黙々淡々とやるべきことに取り組む。
なんとなく寒い地方出身のイメージもある。
そうしたイメージがステレオタイプにすぎないと、
この物語は教えてくれる。
教室でも人気者になりそうな
陽のイメージをまとった人もいるし、
うっかり者、お調子者、おしゃべりさんもいる。
けれど、それでも明らかに、
棋士は静かに粘り強く、
耐え抜く人であると感じさせられる。
勝負の厳しさを知り、傷ついた者の辛さを知り、
それでも戦い続ける勇気を持つ。

この漫画を読み始めたきっかけは、
いじめにどう対したらいいか、
その答えがこの物語の中にあると
ある人から聞いたからだった。
誰にとっても独りぼっちは辛い。
他者から攻撃されれば傷つく。
周囲がすべて敵であれば絶望に襲われる。
同調圧力に支配された組織は、
時に自分を守るための生贄を求める。
生贄の死によって自身の安全を守る。
そこに手を差し伸べるには、大きな勇気がいる。
逆に言えば勇気があれば、可能だともいえる。
棋士の強さや勇気よ、人としての大きさよ。

[charmie11さんの感想 · 2022年1月1日]

島田の恩返し

年度が変わる．担任が変わる．元担任が将棋部を作ろうと零を動かし，放課後理科クラブとくっついて放課後に将棋と理科をするクラブ発足．

三日月堂の看板メニューを考える．モモ最高．ガム，あひる，サンダル．

ひなたは和菓子職人を目指しおじいちゃんと一緒に店をやりたい．

いじめを見て見ぬ振りできなかったひなた．友達が引っ越し，今度は自分が標的に．そこに過去の自分を重ねた零はひなたに感謝すると共に，恩を返すと誓う．

[zerotester21さんの感想 · 2020年7月27日]

　アニメの第2期はここらへんからだったな( ´ ▽ ` )ﾉ

　つらく重苦しい、ひなちゃんのいじめ編……(T_T)
　アニメ版同様、原作も素晴らしい出来だった( ´ ▽ ` )ﾉ
「聲の形」と並んで、中高生や教育関係者にぜひ読んでほしい作品( ´ ▽ ` )ﾉ
2020/07/27
#1069

[あるふぁさんの感想 · 2019年6月29日]

島田八段の雨降らし力に盛大に笑わせてもらった幕開け。人身御供に差し出されたのは伊達じゃないんだ。新学期がはじまった零も、ひなちゃんもそれぞれに苦労するわけで。特にひなちゃんのくだりは涙ぐんでしまう。泣きながら「私のした事はぜったいまちがってなんかない!!」と叫ぶひなちゃんに救われたのは零ちゃんだけではない。

[しんきちさんの感想 · 2017年10月13日]

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[watabohさんの感想 · 2014年1月1日]

将棋指したくなってきた。過去に遡って救われるというのは、森博嗣を読んでいてたまにあったりする。

著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。