さよなら渓谷 [DVD]

監督 : 大森立嗣 
出演 : 真木よう子  大西信満  大森南朋  鈴木杏  井浦新  新井浩文  鶴田真由 
  • キングレコード
3.24
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本棚登録 : 636
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003823351

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと私にはよく分からない…。

  • 監督は違うけれど『夢売る二人』といい、愛情と憎しみが混ざった、どろどろの人間関係を描いた映画はハリウッドやフランスのより、良いものが多いなと思う。
    これは、くすっと笑えるシーンもないし、しつこい性描写はあるし、文芸的な要素も入っているけれど、女性の私が思わず「こわい」とつぶやいてしまうくらい、主人公の女性(真木よう子)の無表情と、その場に関係のない食事のことを言うのがこわかった。でも、リアルでよかった。

    記者役の男性(監督の実の弟!)がいまいちだったけれど、小説にあるのかな? と疑問に思い、小説も読んでみようと思いました。

  • 時々こういう思いっきりの間をとった語り口に出会う。行間に感情を塗り込めようとしているんだろうけど、まずは成功しない。もしくはこちらのリテラシー不足。結局は相性なんだろうと思う。

    ただただ退屈するテンポなんだが、テーマもレイプの加害者と被害者が一緒に不幸になるために同棲するというのはよく分からない。負の関係でも孤独よりはいいというコクセプトでもないんですね。

    愛憎というのは一口で言えるものではないくらいの教訓は得るけど、そんな特殊な事例を持ちだされて意味深に語られても興味もわかない。

    キネ旬ベストテン2013 8位。

  • なんと繊細な

  • 過去の記憶を忘れるように、からだを求めあう男と女

    過去がどうであろうと、今のふたりがしあわせなら、それでいいのじゃないか
    なんてキレイ事を言ってもしょうがないのだろうか
    過去の記憶を全てきれいに消し去ることなんてできないことが切なかった

    それでも
    男と女が肌のぬくもりを感じあっていた、その「瞬間」だけは、確かに愛し合っていたと
    しあわせだったのではないかと
    思いたい

  • 二人の関係ずっと見ていたい。真木よう子の体当たり感もいい。

  • なかなか良かった。
    償いから始まったものが愛へ変化しているのか。
    大森南朋と鶴田真由の夫婦、最後だけきらりいい兆しが。
    色々な夫婦関係を映し出してます。

    基本陰鬱とした雰囲気ではあるが、中身があるので辛くはなかった。

  • 珍しく原作より映画の方が良かった。
    原作がもともと映画らしい作品なので、
    映像化には合っている。

    少しだけずれて間違ったように見えて、
    決定的に後戻りできない罪。
    それは、表情を作ることさえ許さない。

  • 恐ろしく破壊的なストーリーだと思ったけど、途中から流れが見えてしまって残念。
    更には終わり方がズコっ!!!
    って感じでした。

  • 一言で表すと、つまらない邦画の枠を出られなかった、残念な作品。脚本も悪いが、ロケハンもあまり成功していないのではないか。何だかコクがありそうでない、感動しそうで感動しない、ざわざわしそうでしない大変中途半端な作品であった。しかし、曇天の下で強風が吹くなか、2人が黙々と歩く様子は、なかなか良いが、据えたキャメラの位置が悪いのか、どうもイマイチ、いやイマニぐらい。

    真木よう子は、これで数々の受賞を果たしたらしいが、撮り方があまりうまくない。照明とか。

    冒頭はまだしも、2人がたどり着いたアパートで、いきなり性交するのも、もっと撮り方があっただろうに、と思う。

    ただ、大森の弛みきった体は、その男の現状をそれだけでうまく表していた。 新井浩文のとぼけた演技も大変良かった。


    【ストーリー】
    都会の喧騒から離れた緑が覆う渓谷で、幼児が殺害され実母が犯人として逮捕されるショッキングな事件が起こる。母親の逮捕により事件は解決したかに見えたが、一件の通報により、この渓谷に住む尾崎俊介(大西信満)がこの母親と不倫関係にあったとの疑いが浮上し、俊介に共犯の疑いがかけられる。通報したのは俊介の妻・かなこ(真木よう子)であった。

    取材に当たっていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、かなこが俊介を告発したこと、二人が必要最低限の物しか持たず、まるで何かから隠れているかのような生活をしていることにひっかかりを感じる。調べていくうちに、渡辺は2人を結びつける15年前の罪に行きつく。

    『悪人』『横道世之介』など著書が多数映像化されている吉田修一の同名小説(新潮文庫・刊)を、「まほろ駅前多田便利軒」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の大森立嗣監督が映画化。ある殺人事件に関して妻が夫を告発したことから、記者が2人を結びつけるものを探っていくミステリー。愛憎の間で揺れ動く妻を「すーちゃん まいちゃん さわこさん」「ゆれる」の真木よう子が、その夫を「キャタピラー」「赤目四十八瀧心中未遂」の大西信満が、二人を追う記者を「東京プレイボーイクラブ」「ハゲタカ」の大森南朋が演じている。その他、「軽蔑」の鈴木杏、「かぞくのくに」の井浦新、「赤い季節」の新井浩文、「沈まぬ太陽」の鶴田真由らが出演。

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