工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki [Kindle]
- 幻冬舎 (2013年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (314ページ)
感想・レビュー・書評
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森先生自身のことを書いたんではないかと思われるメタフィクションシリーズ2作目。水柿くんがミステリーを書き始めて売れっ子作家になるまで。相変わらずのマジ顔ジョークな文章が癖になる(笑)萌絵ちゃんに文句いう須磨子さんが好き。
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今作も脱線ばかりで辛い
ただ、大学で働きながら執筆活動を続ける著者の生活が伺える点はすごく面白い -
なかなかまともに読んでいると時間がかかるのは脱線が多いからか。それも含めてワールドを楽しめるかどうかかもしれない。
最後に畳み掛けるように小説が揃った後の生活の変化を書いているところが面白かった。そうなっても基本的なスタンスが変わらない夫婦の姿も興味深い。
ここまで読んで純粋な小説と思っている人はいないでしょう。 -
自伝的作品の第2弾。全体的に纏まりはなくて、ジョークが多めなのは一作目と同じ。
この巻で水柿は小説家になる。どういう風に小説家になったのかというのは、書籍化されている日記を読んだ事があれば知っていることばかりだ。
奥様のキャラが一番強くて面白い。会話を書くのが上手いのは流石だが、冗長なのは否めない。 -
水柿助教授のが小説家になったので、ミステリーの定石とか、小説家の生活とか、須摩子さんとのやりとりとか、等々の話がまったりと続く。地の文にも色々と作者をあるいは水柿助教授を揶揄するような文章が書かれ、ストーリーがあるような無いような話が続くが、読んでいて癖になりそうだ(汗)。
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本人はそんなつもりはない、と言うだろうが、
世間には疎く、K談社を知らないような自分だけど、
ミステリ書いて、出版社にたまたま送ったら出版されたぜ、ミステリなんて二週間もあればぱぱっとつくれて簡単、みたいな自慢話ばっかりな小説です。
そう、あくまで小説なのです。
が、作者が好きでないと、かなりうざい内容の本です。
好きでも、そこそこウザいです。
自分はこの作家さんは割と好きな方だと思うけど、この本を今まで買ってなかった理由が読んでわかりました。
内容がうざく、だじゃれが小学生なみで面白くないから。
土屋センセーに謝れ(笑) -
なんの本なのかわからなくなってきた。
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箸を刺すまでもなく、空も、いい感じだった。
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エッセイのようなフィクションのような変わった作風のこのシリーズにはファンも多くいるみたいだけど、私はダメだったぁ。
工学部・水柿助教授がひょんなことから小説家になるっていう物語なんだけど、執筆者である森さん本人の心の声みたいなのが物語を中断するようにちょいちょい書かれていて、それが、強制的に読書を遮られるようでフラストレーションが溜まる。
()で括られた文章もやたらと多くて、それもリズムを乱されるようで好きじゃない。
好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思う。