工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 久々に再読。独特な雰囲気の私小説?何回読んでも「みんなの夢は潰れた」のくだりで笑ってしまう。当時の森博嗣界隈に漂っていた空気感を思い出した。
    作者は近年の著書で、最近のインターネットはつまらなくなったという趣旨を述べていたが、確かに20年近く前の、あの頃の雰囲気とは変わってしまったように思うが、単に自分が老いただけかもしれない。
    本書は続編含めて全三部作の構成だが、完結までに約10年かかっている。通読してみると、作者の文体や心情の変化、時の移ろいも感じられて味わい深い。

  • 水柿助教授の日常生活と来歴、須摩子さんとの結婚のなれそめ、等々の話がまったりと続く。地の文にも色々と作者をあるいは水柿助教授を揶揄するような文章が書かれ、ストーリーがあるような無いような話が続くが、読んでいて癖になりそうだ(汗)。

  • あくまでも、これは小説である。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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