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感想・レビュー・書評
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本屋さんで買うのを躊躇するほどの分厚さ(45ミリだそうです!)を誇る、大大長編でした。
で、やっぱり躊躇して電子版を買ってしまいましたがw
舞台は江戸時代の初期。伊賀を追い出され、京都でふらふらとその日暮らしをするニート忍者?風太郎(ぷうたろう)が、不思議なひょうたんに出会い、あれよあれよと流されて、ついには大阪城の陣へ!
忍びとして任務を遂行するしかできなかった若者が、依頼を受けて仕事をし、頼みに応え、最後は自ら考えて相手を思って尽くすと、どんどん自由に、どんどん変わっていく展開に何だかかなり感情移入してしまいました。
また登場する忍者たちが超個性的で、読んでいてもまったくもって時代モノっぽくない! まさに万城目ワールド全開。
とはいえ、どっしりシリアスでがっちり硬派な忍者小説でもあり、さらにラストはなかなかの展開…あの作品にも繋がっていたり…涙でしたね。