高慢と偏見(上) (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 序盤から登場人物が多かったのでそこだけ読み進めるのに苦労しましたが、その後は相関図を作って遊びたくなるほど面白い恋愛ドラマのような展開で楽しんで読めました。最後にその恋愛事情をひっくり返す情報を与えて終わっているので、そこから主人公であるエリザベスがどのような判断を下して行動するのかとても楽しみです。

  • おもしろい。1813年のイギリス小説。日本でいうと江戸時代か。イギリスの上流階級が舞台で、そこに暮らす人々のさまざまな思惑が入り交じる。しかし、大きなプロットとしては、結婚したい女が、果たして結婚できるのかどうかというところ。そして、人間の感情の流れの面白さを楽しむ作品というところか。

    登場人物はたくさんいるが、上巻では、おもにエリザベス・ベネット、ビングリー、ダーシーがメインのキャラクターとなる。

    イギリスの片田舎に暮らすエリザベスは上流階級の娘で、姉がいる。彼女の家には男兄弟がおらず、父親が亡くなれば財産を従兄弟に奪われてしまう。そのため、母親は娘たちを嫁がせたくて仕方がない。
    その土地に、ビングリーという青年が引っ越してくる。母親は娘のうちの誰かをビングリーと結婚させることができないかと期待し、舞踏会にビングリーを招く。
    ビングリーは友人のダーシーを連れてくる。ダーシーは裕福で見た目もよかったが、高慢で気難しい性格だった。
    その後も、何度かやりとりがあるが、娘たちはまだ結婚できない。
    やがて、エリザベスは友人に招かれてロンドンに滞在する。そこにはビングリーやダーシーもいる。エリザベスとダーシーは何度も顔をあわせるが、歯車が噛み合わない。
    ある日、エリザベスはダーシーについて驚くべき話を聞かされる。エリザベスの姉のビングリーとの縁談が破談になったのは、ダーシーが破談させたというのだ。
    その後、ダーシーが突然エリザベスに求婚するが、エリザベスは断る。そこで思っていたことをぶつけると、数日後にダーシーが長い手紙を渡す。
    ここで上巻が終わる。

  • 主人公と相手役がそれぞれに拗らせててめんどくさく、見てる分にはおもしろい王道的恋愛エンターテイメント。思っていた以上にペロリと楽しく読めた。

  • 後半になっておもしろくなってきた

    お母様がうるさーーい!!

  • 200年前に書かれた作品なのに、古さを感じさせない!

    「これって、現代でいうところの○○だよな」、とか想像しながら読む楽しさ。

    個人的にミスタ・コリンズの道化役っぷりが好き。現代でいうところの意識高い系?

  • 200年前のラノベ? 内容は楽しい。

  • 英国上流階級のクローズな世界の物語。
    結婚をめぐる喧しいやりとりが、当時の物の考え方や習慣などを垣間見させてくれる。

  • (kindle unlimited利用)
    この作品は好きで何種類も訳本で読んだ。今となっては時代背景を考えないと男女関係など含め難しいところがあるが、基本の人間関係などは今でも通用すると思う。本家の英国でも映画化されるなど人気がある。
    さて、この新訳だが、ちょっと全体の雰囲気を壊すような部分が気になる。たとえば姉のジェインなどが妹のエリザベスに呼び掛けるときに使われる「リジーちゃん」という表現は全体の流れの中で浮いてしまっていると思う。原作では”my dear Lizzie(あるいはsister)"だがこれをご丁寧にしかも「ちゃん」訳す感覚はわからない。『戦争と平和』でもそういう面は見受けられたが、どうもこの新訳は私とは相性が悪いようだ。当然unlimitedでない下巻は読まない。続きは一番よさそうな岩波文庫の富田彬訳で読んでみよう。(この作品を読むのはこれで何度目だろう)

  • 風邪ひいたベッドで読む。なんかどこかで見たことあるような婚活合戦。ほっといて!ってくらいあれこれ世話を焼いたり口を出したがるおばさんたち。。女性は結婚してこそ、みたいな価値観は同じだけど、女性側の選ぶ権利が確立されてそうなことと、女性の教養として求められる素質が日本とは違うな、と。

  • イングランドの田舎に住まう貴族たちの恋愛劇。タイトルから想像していたよりも大分ポップな印象。中身が少女漫画だと言われるのはよく分かる。上巻は物語のターニングポイントになるダーシーからの手紙まで。

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