闇の奥 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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著者 : コンラッド
制作 : 黒原 敏行 
  • 光文社 (2009年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

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闇の奥 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

  • 著者の実体験をベースに書かれているからか、ディテイルにリアリティを感じさせる内容だった。
    評価は未だに二分されているようだが、この時代に、植民地で本書のような内容のことが行われたということを知らしめただけで大いに価値ががるのではないかと思う。

  • 冒険好きだった少年時代に憧れたアフリカ大陸へ、コンゴ川の蒸気船船長として訪れたマーロウ。徴税、過酷な強制労働、わずかな見返りで持ち出される大量の象牙。蹂躙され、搾取される19世紀末アフリカ大陸の内部へと大河をのぼる彼が見た闇。エキゾチックな舞台装置、謎を残したまま終わる感じも良かった。

  • 今はどうか分からないが、昔の学校の世界地図の色でイギリスの旧植民地だった国はピンク、フランスは紫、ドイツは焦げ茶、イタリアは綠、ベルギーは深緑、日本は赤だった気がする。
    どうしてベルギーを覚えているかというと、アフリカの真ん中に深緑のコンゴという国があり、隣接して紫のコンゴがある事が不思議だったからでした。未開のジャングルがあり、ゴリラがいる国は名前だけで太鼓の音が聞こえてくるきがしました。内戦が続き、モハメッド・アリがジョージ・ホアマンと首都のキンシャサでヘビー級のタイトルマッチを闘い、エポラ熱が見つかった国。
    大航海時代にポルトガルの植民地だったが、1885年ベルギー国王の私領となり、圧政による国民の虐待が問題になり、1908年にベルギー国が管理する植民地になった。
    この本が発表された1899年はそんな時期に当たる。
    ベルギー国王の私領内で起きている虐待が公になったきっかけの本なのかもしれません。深い森の中にある闇を描いた作品であり、そこに君臨していたクルツの心、その婚約者の心を見事に描いている。
    しかし、当時は文明国家が未開の地を治めるのが当たり前の時代です。「闇の奥」に名前を持つ黒人が何人出てきたでしょうか?コンラッドは私領として統治することを問題にしているが、植民地を当然としている。

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