フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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著者 : シェリー
制作 : 小林 章夫 
  • 光文社 (2010年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (207ページ)

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フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「生まれた町が世界だと信じているほうがずっと幸福であることを、理解して欲しいのです。」

    フランケンシュタインは博士の名前。
    回顧録形式の作品。
    思ったよりも面白かった。

  • かなり昔に書かれた事を感じさせない作品内容。

    主人公に同情するも、本来、彼の自分勝手さが全てを招いた訳なのに、全ては「怪物」の所為にして、挙げ句の果てにその命を追うというのは、何とも無責任な話である。

    対して、「怪物」が、無から現在に至る自己の歴史を語る一言一言に畏れすら覚える。とは言え、自分への愛を自己の存在証明の様に求める姿は、限りなく “痛い”。それが満たされない現実に対する復讐として人を殺めるのも、これまた無責任さの何物でもない。特に、“創造主” からの愛が得られないが故に犯してしまう行動への自己正当化は、雄弁であるが故に、かえって軽薄に聞こえて来る。

  • 2016年8月30日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「ペット」。

  • 映画では「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」という亜流も含め、何本も見ている。しかし、原作は初めて読んだ。軽い気持ちで読み始めたが、非常に重い小説。しかし、ものすごく面白い。

    舞台は17世紀のヨーロッパ。フランケンシュタインというのは、若き天才科学者。生命の起源の謎を追求していくうちに、醜悪な怪物を発明してしまう。小説は、醜悪が為に人造人間が引き起こす悲劇を中心に描く。

    B級映画では、フランケンシュタインは孤独なマッドサイエンティストとして描かれるが、原作では家族、友人、恋人を大切にする悩み多き若者。小説の圧巻は、生まれてすぐに逃げ出した怪物が、言語を含めた知性を身に付けた後、若者の前に再び現れ、経験を話す場面と思う。怪物は、如何に食料を手に入れ、言葉を覚えたかを淡々と説明する。そして、怪物は、隠れ場所の隣に住んでいる一家に好意を抱いたこと、姿を現した時の一家の反応、そしてその後の怪物の行動を語り、若者に凄まじい衝撃を与える。
    怪物の能弁さは、個人的に抱いていたフランケンシュタインの怪物とは、大きなギャップがある。能弁な怪物と若者の対話は、引き込まれる。創造主たる若者に対して怪物が要求した内容は、あまりにも悲しい。そして、その要求を拒否したことで、悲劇が起こる。

    全く知らないで読み始めたが、やめられない面白さ。★4つ。

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