木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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制作 : 南條 竹則 
  • 光文社 (2008年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (178ページ)

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)の感想・レビュー・書評

  • 創元推理文庫で出ていた「木曜日の男」の新訳。年末に光文社古典文庫Kindleのセールが催されていて安価で入手出来た。いい世の中である。

    本書は「ブラウン神父シリーズ」で有名なチェスタソンが20世紀初頭に出した小説。
    反政府主義組織のテロ活動を未然に防ごうとする刑事の冒険譚が中心だが、各所に作家の仕掛けが施されていて、単なる冒険ミステリーではない。特に後半以降は思想小説の雰囲気であり、事前にイントロダクションが必要。
    訳者の解説が格好のガイダンスとなっている。

    「『木曜日だった男 』は 、一面に於いて 、かかる過去を見つめなおし 、昇華した作品といってもよろしいのです 。そこには青年の見たさまざまな心象風景が 、彼の脳裏を通過したさまざまな思想や懐疑や偏見が 、切実な希求が 、霊感や啓示がちりばめられています 。その物語は 、筋書たるや奇想天外 ─ ─探偵小説にして黙示録 、副題のごとく一つの悪夢である ─ ─さあ 、訳者はこれ以上のことは申しません 。解説から先に読んでしまうみなさん 、どうぞ物語をお読みください !」

    昔、「まぼろしの市街戦」という大好きな映画があったが、印象としては、その雰囲気に近い。単純な冒険ミステリーではなく、スッキリできる小説ではなく、難解な部類に入るだろう。それでも、★4つ。一読の価値はあると思う。ただし、まずは解説から読んだ方が絶対に楽しめる。

  • 謎が謎を呼ぶ、なんとも怪しい小説。ここで語られている思想や言説についてはわからなくとも、一つの出来事に取り組んでいるうちにもう一つの出来事に取り組むことになり、一人の人物に関わっているうちにもう一人の人物に関わることになり・・・という展開が読み手の注意をどうしようもなく引きます。

    芥川賞作家の津村記久子さんが、もっとも影響を受けた一冊として挙げていました。

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