- Amazon.co.jp ・電子書籍 (177ページ)
感想・レビュー・書評
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哲学の入門に、と読んでみたが自分には難しかった。
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弁論術の教科書として歴史的に有名だけれど、解説を読まないとわからない(読んでもわからんけれど)。。。
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ソクラテスすごい!
演説の流れと話し方から、知性と頑固な性格がハッキリと伝わってきた。
自分の命がかかった裁判の場で、冷静に告発者の主張の中に隠された矛盾を突いていく様子にシビれた!。さらに、自分の無実を示すには今回告発をした数人の人物の誤りを指摘するだけではなく、長い年月をかけて人々に刷り込まれた誤解を解くことが重要であると考え、ソクラテスは限られた時間の中でそのことについても演説を行った。よくそこまで気が回ったなと思う。
全体としてソクラテスが自分の罪を晴らすために弁明を行うというシチュエーションだが、話ぶりからはボリス全体に対するソクラテスの講義のようにも見える。果たして演説台に立ったソクラテスの心持ちはどのようなものだったのだろうか。
なんとなくソクラテス=聖人というイメージがあったが、この本を読んで、頑固で人間味の溢れる一面を見ることができた。読めて良かった。 -
amazonで無料で読めたので挑戦してみた。
有名な本なので名前は聞いたことはあったけど、実際にページを開いたことはなかった。
ソクラテスが裁判にかけられて、そこでの弁明の内容を弟子の一人であるプラトンが書いたものである。
ソクラテスが本当にそのように語ったかの真実は誰にもわからない。ただ、ソクラテスの真髄が本の内容に含まれているのは確かである。
そういう古典を読むときには、巻末の解説から読むと非常に読みやすい。
今回でも最後から読んで、本文を読む方が明確に理解度が違う。
1番面白かったのは、『知る』と『思う』との違いについてだ。
三角形の和が180度である事は、誰でも知っている。だが、本当の意味で知っている人は、おそらく100人中5人くらいではなかろうか。
つまり、ソクラテスの知っているという行為は、証明できるという意味なのである。
そして、自分は知らない認識する事が、新たにものを知ろうとするキッカケになる。それこそが、知を愛して求め続ける営みとしての哲学の出発点になるのだ。 -
お恥ずかしながら初めて読みました。紀元前400年以前の著作が綿々と引き継がれ、こうして読めることに驚きます。中味の解釈にはおおよそ勉強が足りないのでしょう。ソクラテス、プラトン、アリストテレスが直接の対話機会を持つ師弟関係であっことさえも知らなかったのです。この時代から、真理、正義、徳、美を探求していた。人類は進歩しているのでしょうか。
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平易な言葉使いで難しい論理を展開しているわけでは決してない。しかしながら、解説を読んでなんとか少しだけわかったようなきがするくらい奥が深い。自分としては普通この手の本にはてはださないところだが、プライムのタダ本にあったので読んだがやはり山は高かった。