- Amazon.co.jp ・電子書籍 (420ページ)
感想・レビュー・書評
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解説部分のみ読んだ。
「問い」を用意していたり、筆者や本の主張に「特別な関心」を持っていない場合においては、数十年以上前の名著については要約された入門書で十分だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原著を読むことで、断片的に聞くイメージはやはり断片的なものでしかなく、ルソーが本当に強調したかったことを捉えられていたわけではなかったのだ、と改めて思った。
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評価なし
理解が難しい -
まだ難しかった。
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欲望だけに動かされるのは奴隷の状態であり、みずから定めた法に服従するのが自由だからである。
賢者たちが大衆に向かって、大衆の言葉ではなく、賢者の言葉で語ろうとしても、大衆は耳を傾けないだろう。しかし人民の言葉に翻訳できない観念は、数え切れないほど多いのである。
富の平等とは、いかなる市民も他の市民を買えるほどに富裕にならないこと、いかなる市民も身売りせざるをえないほどに貧しくならないことを意味するものと理解すべきである。
富める者たちは節制の徳を示すべきであり、貧しいものたちは[自分の暮らしに]満足するという徳を示すべきなのである。
国事について、誰かが「それがわたしに何の関係があるのか」と言いだすようになったら、すでに国は滅んだと考えるべきなのである。
わたしたちは自由よりも利益を重視する。そして奴隷になることよりも、貧しくなることを恐れているのだ。 -
解説に、ルソーは「全体のためにただ一人の人間が死ぬことを許さない」とあった。また一般意思は法によって表現され個別的であってはならないともある。それに反する政体が現れないように常に監視しなければならないのだが…。
今一度、主権は国民(人民)しか持ち得ないことを改めて確認したい。