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感想・レビュー・書評
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今更手に取った。
なんとなく読んだら心が軽くなることを想像して読み始めたが、実際はめちゃくちゃ重い、厳しい内容だった。根幹は結局「わたしがどう考えるか」に尽きるので、なにか突き放されたように感じているからだと思う。
正直受け入れきれない部分が多い。けど魅力をめちゃくちゃ感じる。まずは、「いま、ここを真剣に生きること」「貢献感をもって行動すること」を胸に生きていこうと思う。またたまに読み返して、行動の指針にしたい。
気になったところを箇条書きにする。
・トラウマの明確な否定
・目的論;原因によって感情が起こるのではなく、目的を達成するために感情を作り出している。(×トラウマがあって外に出られない 〇外に出たくないから恐怖という感情を作り出す)
・どう生きるかを決めるのは常に自分
・学歴、年収など権威を振りかざしている人は他者の価値観に生き、他人の人生を生きている
・誰とも競争せず、前を向いて生きていく
・愛を感じる時;「この人の前なら、とても自由にふるまえる」
・自分にしか関心がない人;他人を「自分に対し何をしてくれるのか」でしか考えていない
・より大きな共同体の声を聴け
・自己受容、他者信頼、他者貢献
・他者貢献のものさしは、主観で「自分が他者に貢献できている」と感じること
・存在のレベルで他者貢献している
・誰か一人とでも縦の関係を築いているなら、全ての人間と縦の関係を築いている
・ただ、「わたしがどうするか」のみを考えて、一切の条件をつけず他者を信頼する←他者を仲間とみなすことが目標だから
・何事も貢献感をもって仕事をする
・幸福とは、貢献感である
・「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てて、真剣に(not深刻に)ダンスする。未来も、過去も見えないくらいに
・「いま、ここ」を生きないことが人生最大の嘘 -
対話形式でわかりやすい。最初の方に出てきた重要な語句が、後半の方でも繰り返し出てくるので、アドラー心理学を体系的に理解しやすい。
個人的には、人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知る。ということに感銘を受けました。 -
一度は挫折し、改めて耳読書で読み非常に刺さった。自由になることとは、嫌われる可能性があると言うことだ。確かに。課題の分離をする、というのも改めて納得する。全ての悩みは人間関係に帰結する。まさに。。名著。
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また読み直したいお気に入りの1冊。
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私は人に嫌われることが怖く、他者とよく比べる人間だと自負していたため、この「嫌われる勇気」という題名に強く惹かれました。
今一周読み終わりましたが、深くまで理解できていないというのが正直な感想です。そして概ね言っていることは納得できましたが、明日から実行できるかは難しいと思っています。
理解から実行に移すため、あと何周か自分の脳味噌に刻み込むよう読み返したいと思います。 -
前読んだ時は、なんだ全然何言ってるか分からないしこれがみんなが言うお薦めな本だと言うのが分からない、と思い途中でやめてしまったが、今もう一度読み直すと、バイトの人間関係などで悩んでる自分にとってすごく心に響いたし勉強になった。青年が、最後の部分でもっと早く知れたら、というのに対し、哲人が、いや今あなたに響いているということは今があなたにとって知るタイミングだった、というのを聞いて、私にも今だからこそ響いたのだな、と思った。
内容は少し難しく、完全に理解することはできなかったが、これからも何回も読み直し、自分でも少しずつ実践していけば、今のSNSの時代、人間関係に悩まされる時代でも、「幸せ」に暮らしていける気がしてきた。
おすすめです、 -
フロイトやユングとも違うアドラー心理学を扱った本。青年と哲人の対話形式にしてわかりやすくしている。
初めてアドラー心理学というものに接したので難解な部分があったものの刺激的だった。一般に知られているフロイトの心理学などとは正反対の考えなので、受け入れがたく反発を感じる部分もあったが、今の人生に行き詰まりを感じている場合は新しい考え方として受け入れるのも一つだと思った。ただ、受け入れるのにかなり時間はかかるとは思うが。