野火(新潮文庫) [Kindle]

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著者 : 大岡昇平
  • 新潮社 (1954年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (137ページ)

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野火(新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 第二次世界対戦末期、レイテ島にて幼少時より患っていた結核の症状がいよいよ酷くなり、部隊から自死を宣告された主人公。死を決心したその日から、誰よりも生に執着しながら生きる事になった彼の受難とは…。記憶を失う直前の出来事が衝撃的。果たして真実は。

  • 食うか食われるか

  • 予想通りきつくて、他の本も並行読みしながらものすごく時間をかけて読了。極限下での人肉食は是か非か。

  • 時間をかけて人間が狂っていく様子。
    戦争とは。

  • 映画を見た後に読んだ。
    映画よりも先にこっち読んだ方がいい。映画では省かれている情景描写とか、心理描写がしっかり書かれているので。
    テーマは人肉食と、生き物を食べる、キリスト教的価値観に基づく人生観ということについてかな。面白いけど、万人には薦められない。反戦云々ではなく、恐らく意識的に淡々と描かれている地獄。今、自分がそうでないことに安心せざるを得ない。

  • 先日、ある監督の長年の努力により、今、映画館では「野火」が上映されているらしい。映像はかなり強烈らしく、
    よほどの覚悟がないと正視に耐えないシーンがあるらしい。だから、原作を読んでみることにした。
    読んでみての私の頭の中には、言葉らしい言葉が出てこなかった。そんな中、湧いてきたのが、漢字二文字の「呆然・・・」であった。
    今年も広島や長崎関係の番組を見たが、被爆者を含めた戦争体験者達からは「もう二度と戦争はあってはならない」とか、「もう絶対に戦争を起こしてはいけない」と、命の底からの叫び、声が聞かれた。
    今、「安保法案」で揺れに揺れいている日本。様々な考えはあっていいと思うが、「戦争への可能性をちょっとでも秘めた方向」はごめん被りたい。一旦戦争になったら、誰が最前線で戦うのか? 誰が最前線で殺し、殺されることになるのか? 過去の体験から、「戦争の悲惨さ」はもう十分に学ばせてもらっているはずだ。それにも関わらず、その「戦争の可能性」を秘めた方向にいくのであれば、「人を使う」のではなく、先ずは「自分の命」を最前線で差し出すような、そのような覚悟ある言葉を聞きたいものだ。そのレベルになったら、今のゴリ押し的な考えはかなり改められることだろう。

  • すでに戦地ですらないフィリピンで飢えと病に苦しむ兵隊たち。食物を奪うため、あるいはその人肉を食らうために同胞を殺す彼ら。人間をそこまで極限の状態に追い詰めた戦争は悲惨です。戦後70年の日本。これからもこの本が読み継がれていきますように。

  • 戦争の悲惨さを伝える文学は沢山あるが、敗戦国側の一兵士の目から見たこの作品は国産では最高傑作だろう。戦艦大和やゼロ戦にビルマの竪琴などの物語が甘い夢物語だと、戦争を経験していない自分にも理解できる気がする。ちなみに市川崑監督が映画化した傑作は原作と結末は違っている。

  • 大切な事も書かれていると思うが、分かりづらい情景描写ばかりで物語に入る事が出来ず、苦行に近かった。他の人のレビューで“中盤までは読みづらかったが、後半は読み易くなった”というような記述があったが、私にとって、読みやすいのは人との会話がある最後の2割位で、その他は苦行だった。これをしっかり読める人は頭が良いのだろう。

    キリスト教や宗教、神についての記述が入ってくるが、前述の通り、なかなか物語に入っていくことが出来なかったため、極限状態のレイテ島での生存と、猿を食う場面ばかりが頭に残った。戦争を知らない人は半分子供という記述が印象的。

  • あの時自分は人間を食べたのか食べなかったのかを長らく考え続ける話。大岡節は痛快。

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