知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ (PHP文庫) [Kindle]

著者 :
  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 企業価値の算出方法、利益の源泉を見抜く方法などを学ぶことができます。投資は学び続ける事が必須です。

  • Prime readingで拝読。

    初心者向けの株式投資に関するマインドからバリュー株を見つけるための簡単な指標の説明まで、入門書の位置付けで書かれている。

    感情が先んじてしまい、不合理な選択をすることが人間にはよくある。
    そのメカニズムと対処法についても言及しているところに、筆者の親切心を感じた。

    投資に限らずどんなことでも、基本をおさえなければ応用が利かない。

    時々この本のブックマークを読み返し、原点に立ち返ろうと思う。

  • 株で儲けるための基本的なことが書かれている。
    当たり前のことだが、株で儲けるためには、株を実際の価値よりも低い値段で購入し、価値に株価が追いついたところで売るということに限る。
    本書ではそこに至るまでの具体的な手法が記載されている。

    ・株の価値の算定方法
    ①事業価値を見積もる⇒営業利益×10
    ②財産価値を見積もる⇒流動資産-流動負債×1.2+投資その他の資産
    ③負債を引く=固定負債
    ④発行株式数で割って1株の価値を出す

    株の価値が実際の株価よりも低ければ、割安である。


    ・日本企業の中で最適な投資先は「小型割安成長株」である。なぜなら、割安であることは当然の条件として、事業規模が小さいため事業内容がわかりやすく分析するにも効率的である。

  • 株式投資について、学べる良著。
    浮ついた話でなく本質的な話をしてくれる。

    期待利回りから逆算する価値の出し方など、今や当たり前だが、基本を振り返る良き機会となった。

    わかりやすくざっくりした価値算定を記してくれていて非常によい。
    営業利益の10倍を事業価値とおくなど。
    ちょっとざっくり過ぎる気もしてしまうが、ざっくりイメージをつかむにはよいのかも。
    財産価値=流動資産➖流動負債×1.2➕その他投資資産

    メモ
    ・価値算定ステップ
    営業利益✖️10で事業価値を求める
    財産価値を求める
    負債をひく(固定負債または長期借入➕役員慰労引当金)
    発行済み株式数で割る
    ・利益の源泉を見抜く4つの質問
    1その企業は何で稼いでいるのか
    2なぜ稼げているのか
    3今後稼げる仕組みに変化はあるのか
    4これからいくら稼げるのか
    なぜ稼げているのか
    3今後稼げる仕組みに変化はあるのか
    4これからいくら稼げるのか
    ・企業の価値の源泉は通常たった1つしかない
    高い利益率の源泉
    1多くのことをうまくやる企業スペース 高い業務効率
    2他に任せる企業、フランチャイズネットワーク
    3誰にもできないことをやる企業、知的財産
    4信頼が厚い企業、ブランドロイヤルティー
    ・株価があがる代表的なカタリスト
    増配。優待充実。自社株買い。IRの充実。
    新製品新事業展開。上場。M&A。分割最低投資単元引き下げ。マスコミの影響。
    ・投資に役立つ7つの習慣
    株価の上下予測でなく、割安かどうかに着目
    意見でなく事実に基づき判断する
    結果でなくその裏にある原因をみる
    価値の本質を見抜く
    投資は手段であり目的でない
    毎月収入の1割を証券口座へ
    謙虚に学び続ける姿勢を持つ

  • 200525*読了
    Kindle Unlimitedで読みました。
    株価が割安かを調べる方法が勉強になりました。
    今のバブルのような値上がり値下がりを見ていると、いつか株価は企業価値と同等になる、というそのいつかはいつだ?と思えてしまうので、あまり長期保有する気はないのですが、スイングであってもある程度企業価値を知っておくのは大切だと思います。
    これからも一つの指標としては持っておきたいです。

  • 株式の指南書

    現在の株価と会社の価値の乖離が激しいほど
    買うべき株だとの指摘は納得できた。

  • 分かりやすかった。自身が根拠を持って定めた価値と価格の差に意識を向けるということに集中しており、ストレートなメッセージがいいと思いました。

  • 投資の基本。忘れないようにしないといけないが、忘れたら、またはできていないと感じたら再読したい。

  • アンリミテッドでフラッと読んでみた。
    良書だと思う。

  • これから投資をしようか考えている人、振り返りたい再入門者におすすめ。気分でどうこうというリスクは減ると思う。

著者プロフィール

山口揚平(やまぐち・ようへい)
事業家・思想家。早稲田大学政治経済学部卒・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。専門は貨幣論、情報化社会論。 1990年代より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、30歳で独立・起業。劇団経営、海外ビジネス研修プログラム事業をはじめとする複数の事 業、会社を運営するかたわら、執筆・講演活動を行っている。NHK「ニッポンのジレンマ」をはじめ、メディア出演多数。著書に、『知ってそうで知らなかったほんとうの株のしくみ』(PHP文庫)、『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社)、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(KADOKAWA)、『なぜ ゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)、『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)、『新しい時代のお金の教科書』(ちくまプリマー新書)などがある。

「2021年 『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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