- Amazon.co.jp ・電子書籍 (169ページ)
感想・レビュー・書評
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過激な描写もあるけれど
様々な恋愛が描かれている。
短編が3つで登場人物はほぼ同じ。
それぞれの視点で語られ
興味深い。
*追記
初めての作家さん。
あまり恋愛小説は読まないのだけれど、
何かのきっかけ(覚えていない)で
2021年に購入していた。
+深爪+
翻訳家のなつめは、人妻で子供もいる吹雪と
知り合い、恋に落ちてしまう。
なつめの視点で物語が綴られる。
女性同士というだけ?で
夫に嫉妬をしたり、喧嘩になっても
セックスをすればまた元に戻ったり、
会えない時間が切なかったり、と
普通?の不倫の話に思えた。
+落花+
吹雪はなつめと別れ、
詩人でトラック運転手の笙子と出会う。
吹雪の視点での物語。
男役のような、カッコいい笙子に惹かれ
吹雪は子供と夫を置いて家出してしまう。
吹雪の言い分もあるだろうけど
子供が可哀想、、と思ってしまった。
+魔王+
吹雪の夫、マツキヨの視点での物語。
吹雪を嫌いになれず、息子、嵐の母代わりに
なろうと奮闘するマツキヨ。
吹雪のカーディガンを着て
胸にパンストを入れ、母親のぬくもりを
嵐に与えようとするマツキヨの姿に
胸が痛くなった。
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不倫をする心理がわからなかったけど好きになってしまったら仕方ないものだし普通の恋愛と何も変わらないのだなと思った。
一連の物事の流れを三者の視点から三つの短編物語として描かれていて表現方法が面白くて新鮮だった
もう少し長さがあればより満足できた -
もう少しボリュームがあれば星四つ
ビアンの夫婦たちのリアルな日常が今の時代にあってる
深夜ドラマでも2時間ドラマでもいいから実写化してほしい
もう少しビアンの人の苦悩やあるあるを盛り込んでビアンがどれほど生きにくい日本なのかを語ってもよかったかな
非常に読みやすく、この後の続編や、マツキヨのこれからの変化なども見てみたいな -
同性での不倫行為がどんな風に描かれるのか、気になって読み始めたのに、寝取られた旦那さんの言葉遣いがあまりにも丁寧で衝撃を受けてたら読み終わっていた。
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女性作家の抒情的かつ官能的な恋愛小説はちょっと苦手と思うことが多いのだが、この人の本は本当に読みやすい。本作は綺麗な恋愛だけではなく、自分の本当のセクシュアリティに気づいてしまった人妻が家庭を崩壊させる話なので、つらい部分も多かったが、性別を超えた人間関係や愛情の描き方が良いと思った。「切った爪がおまえを恋しがる」
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20160106再読 前に読んだ記憶無し…