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親を、どうする?
2013/11/7 著:小林 裕美子
親と同世代である恩師の死に直面するカスミ。
同級生との再会に自分が年を重ねたことを実感する。
それは必然的に自分の親も年をもったことを意味する。
本書は立場が違う以下の3人の介護について記されている。
①おひとりさま
②共働き夫婦
③シングルマザー
自分と妻の両親と会いまとまった時間を過ごす機会が得られるお正月。断片的な時間では見えないまとまった時間だからこそ見えなかったお互いの両親の老いを深く感じる。
見えていたものの目を背けたくなる親の老い。
見えるものをしっかりと見て、お互いに気持ちを準備しておかなければいけないと答えのない準備を手探りながら考えてしまう。
介護には明確なスタートもやり方もない。自分たちの生活の中ににゅるりと忍び寄るそれに対しては子育て同様、選択する余地等ない。
決まったルールはないものの、妻とは色々な気持ちを共有しておきたいと思い、妻が読んだ本書を手に取り早速読む。
同じ考えを抱くのは難しいかもしれないが、妻が本書を読み流した涙と同じモノが自分にも流れた時に少し準備が出来ているように思えた。
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