縮みゆく男 (扶桑社BOOKSミステリー) [Kindle]

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制作 : ホンマ ユウ 
  • 扶桑社 (2013年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (424ページ)

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縮みゆく男 (扶桑社BOOKSミステリー)の感想・レビュー・書評

  • 縮みゆく男

    1日に7分の1インチずつ身体が縮んでしまうという奇病に侵された男の悲劇を描くファンタシー小説。
    ひとことで言えば、物凄い小説。

    小説は、1インチまで縮んでしまった男の1週間が中心。
    「蜘蛛は細長い脚で狂ったように砂をかき 、男を目がけて 、薄暗い砂地を突進してきた 。風のない砂山を疾走すると 、脂光りする巨大な卵のような腹部が 、どす黒い怒りをみなぎらせて小刻みに揺れた」という、状況の見えにくい冒頭の文章からはまってしまった。
    男の最初の身長は180センチ。男の身体は、毎日、正確に3.6ミリずつ縮んでゆく。小説は、現在2.5センチの身長の男が縮んでゆくにしたがって起きた事件を回想する形で進んでゆく。
    荒唐無稽の小説だが、リアリティーが凄い。3.6ミリずつ縮んでゆく人間が見る風景、家族や周囲の人々の反応、そして縮んでゆくにしたがって、男が失うものが、圧倒的な現実感を持って描かれる。
    小説の設定は1950年代のアメリカ。男は退役軍人。妻と娘の3人家族で、暮らしは決して楽ではない。縮んでゆくにしたがって、男は怒りっぽくなり、優しい妻に当たる。ファンタシー小説とは無縁の悲惨なホームドラマが展開される。

    巨大蜘蛛との死闘、そして、身長がゼロになったら、男はどうなるのか?読み始めたらやめられないエンターテインメント。老化との類似性、環境保護を意識しながらの読み方もあるが、素直に展開を楽しみたい。ぜひぜひ、お読みくださいの星5つ。

  • 個人的には、物語としては平凡で面白みをあまり感じられなかった。SFの古典的な位置づけなようなので、おそらく色んなところで似たようなストーリーを知っちゃっているからなんだろう

  • 主人公の心理的描写が繊細。ちょっとくどいと感じるシーンもあるが人生について体が縮んでいくことを通して考えさせられるものがあった。

  • この時代に書かれたということが驚きです。

    未知の物質に対する得体の知らない不安があれば、よりリアリティの無さが想像できず、より興味深い作品に見えたのでしょう。

    世界は見える事のできる範囲のことを指すのであり、次元とは感じられることのできる限度なだけであって、普段想像に及ばないだけで、実はその外もあったのでした。

  • 「縮みゆく男」(リチャード・マシスン:ホンマ ユウ 訳)[Kindle版]を読んだ。これはまたずいぶん昔の作品なんだな。リチャード・マシスンさんって結構有名だったんですね。初めて読みました。この作品は、飛び抜けて面白いという訳ではないけれど最後まで惹きつけるものはあります。

  • リチャード・マシスンの代表作の一つ、身体がどんどんと小さくなる奇病におかされた男の物語。

    山岳小説を思わせる地下室での暮らしや、蜘蛛を相手にしたアクション・シーンと言うといかにも B級 SF 小説だが、多くの識者が指摘する通り、この小説の中に描かれる物理的な「縮み」は、人間誰もが経験する体力や知力の衰えを暗喩しているに過ぎない。「縮む」ことによって変化する妻や娘との関係、性的な欲求、生きることへの渇望などは、あとがきのデイヴィッド・マレルが解説する通り、サルトルの「嘔吐」とテーマを一にしている。

    今では割と普通な、時系列でない物語の運びも、当時としては珍しいものだったらしく、さすがはマシスンという言いたいところだが、エンターテイメントとしては中弛んだ感じが強かったので星 3つ。

  • 読んでいて殆ど面白くなかった。まあ、実際に自分の身に主人公のようなことが起きたら、こんなことになるだろうなあ、というリアリティはあるのだが、それが面白いはどうかは別の話だ。解説は大絶賛だし、読者の評価が結構高いのは何故だか理解できない。

  • 40代も半ばを過ぎ、『縮みゆく自分』を感じる。主人公の焦りや絶望に共感し、そして、希望に勇気をもらった。

  • Kindleで安売りかつ評価が高く、映画化予定と知り、購入。
    最初に予想した結末を心の片隅に置きながら、読み進め、最後は、予想が当たってしまい。

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