新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣 新装版 (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • この『新ロードス島戦記』が面白いと教えていただいたとき、『ロードス島戦記』も読んでいないことだし、これを機会にシリーズ最初から読むか、と思っていたのですが、なんということでしょう、札幌市の図書館には最初のシリーズの1巻がないのです。
    他は全部あるので、気づかなかったふりして全部読むという手もありますが、ちょっと調べたら舞台も登場人物も多少は被るものの、一応別の話のようなのでこちらだけ読むことにしました。

    でも、物語世界に入っていきにく~い。
    実在のロードス島とは全く関係ないこちらのロードス島の地図を見ても、出渕裕デザインの登場人物紹介を見ても、頭に入ってこない。

    多分作者が想定している3倍くらいの時間をかけて少しずつ読んだ。
    で、舞台はロードス島ではなく、マーモ島。
    主人公はマーモ島の公王となった18歳のスパーク。
    王家の人間ではなく、一年前までは騎士見習いだった若い騎士が、なぜ焼野原とやせた土地ばかりのこの島で王になるのか、この辺の事情は分からない。

    彼が統治する前のマーモ帝国。
    邪教を信じ、邪悪な者たちが支配する国。
    それが復活を目指して暗躍する。

    若さゆえ各国の首脳から侮られ、実績がないため国民からの信頼もないスパークは、問題が起こるたびに少数精鋭の仲間と共に現場に向かう。
    出版されたときは新しいスタイルの小説だったと思うけど、今読むとちょっと辛いかな。
    今後の展開に期待。

  • 剣と魔法のファンタジーの続編。パーンではなくて、スパークの活躍を描くもの。
    闇を払うのではなくて、闇との共存が全体的なテーマ。島の闇だけでなくて、人間が持つ闇の側面も含めて。
    細かい内容はいつもどおり。

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著者プロフィール

1988年刊行の「ロードス島戦記」(スニーカー文庫)でデビュー。以降、「魔法剣士リウイ」シリーズ(ファンタジア文庫)、「クリスタニア」シリーズ(電撃文庫)などで、ファンタジー小説の旗手として活躍する。

「2018年 『グランクレスト戦記DO 英雄の系譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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