新ロードス島戦記5 終末の邪教(上) (角川スニーカー文庫) [Kindle]

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  • 剣と魔法のファンタジー。
    カーディス教団との戦いが本格化し、スパークは敗北して前編終了。続きが楽しみな展開だが、人が死にすぎ。

  • 新生マーモ帝国を実質敵に滅ぼし、ニースを未来の公王妃と国民に紹介し、ダークエルフや暗黒神を信仰する信者たちをも、マーモ公国の法さえ犯さなければ認めることを宣言。
    マーモ公国はこれから平和と繁栄に向かって進んでいくと思われたとき。

    唯一マーモ公国と相容れない、破壊の女神を信仰するカーディス教団がついに本気で動き出す。
    この世の破壊だけを願い、次の世での幸せを願う教団の幹部たちは、破壊の女神の魂を持つニースの奪還と、マーモ公国のせん滅を望む彼らは、あっという間に王都を占拠した。

    というところで最終巻に続く。
    公王スパークは重傷を負い、近衛騎士隊長のギャラックとその妻ライナ、戦神の司祭であるドワーフのグリーバスは戦死、ここからどう立て直していくのか?

    ストーリーは面白いのだけど、読んでいてわくわくできない理由が今回なんとなくわかってきた。
    真の敵であるカーディス教団が何をやっているのか全然わからないのである。
    ひょいと出てきてかき回し、勝てそうもないと思うとひょいと引っ込む、の繰り返し。
    世界を破壊したいのはわかる。
    で、何やってるの?

    「準備が整い次第」の準備って?
    どう整えるの?
    それがないから、ライトが当たっていない時はじっと動かずくらやみに置かれている、人手の足りない人形劇の人形のような感じが否めない。

    見えていない時も動いているのがわかるような、そんな書き方をしてくれないと話に乗れない。
    という読み手の問題なんだけどさ。
    会話だけでサクサク進めるのはやめてほしいと思うのよ。

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著者プロフィール

1988年刊行の「ロードス島戦記」(スニーカー文庫)でデビュー。以降、「魔法剣士リウイ」シリーズ(ファンタジア文庫)、「クリスタニア」シリーズ(電撃文庫)などで、ファンタジー小説の旗手として活躍する。

「2018年 『グランクレスト戦記DO 英雄の系譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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