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- / ISBN・EAN: 4907953040977
感想・レビュー・書評
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上申書事件って全く知らなかったが実在する事件としては地味な割に恐ろしい話である。ピエール瀧もリリーフランキーもピッタリ。映画としては最近流行りのドキュメンタリータッチであまり、でした。
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2018/09/18 チャンネルNECOで放送。2013年、日本映画。主演:山田孝之、脚本:高橋泉&白石和彌、監督:白石和彌。
スクープ雑誌『明潮24』に、死刑囚として収監されている須藤(ピエール瀧)という男から告発文が届く。上司の命令で記者の藤井(山田孝之)が面会に行くと、須藤は、自分がまだ話しておらず、世間にも知られていない殺人事件がまだ他にあること、その事件には全て“先生”と呼ばれる人物(リリー・フランキー)が関わっており、まだ捕まっていないと述べる。
死刑囚の勇気ある告発…ではなく、どうせ死ぬならお前も道連れに的な意図が強いよなぁ。暴力的な描写も多く、あんまり見ていて愉快なものではなかった。随分前に録画していてやっと見たのだけれど、事件後だったので、ピエールさんの演技も素直にすごいと思えず。不気味さはすごかった。 -
電気ANNのリスナーとしてはピエール瀧の怪演も「平成新造語」に思えてしまう。態度が豹変するところとか。その瀧が演じる須藤よりも実はビビリなのに残虐になれてしまうリリー・フランキー演じる木村よりも自分の信じた正義に邁進して目が血走った山田孝之演じる藤井が怖い。
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露悪的な暴力描写にはうんざり(特に保険金目当てに爺さんを殺すシーンとか)。やくざではない、ただの不動産屋のはずのリリー・フランキー突き抜けた極悪ぶり、極端に二面的な表情を見せるピエール瀧の存在感が際立ちます(この2人、もともと俳優が本業じゃないのになぁ)。で、この悪人たちの毒気にあてられるように人としての表情を失っていく山田孝之の演技も見もの。
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白石和彌監督、同•高橋泉脚本、2013年作。山田孝之•ピエール瀧•リリー・フランキー•池脇千鶴出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
ヤクザの須藤(ピエール)が不動産ブローカーの木村(リリー)と組んで人殺しを繰り返すが、逮捕、裁判で死刑判決を受ける。雑誌記者の藤井(山田)宛に書いた手紙がきっかけで、木村は隠された犯罪と木村の悪事を調べる。没頭しすぎ、認知症の母を診る妻池脇)とは離婚寸前になるも、真相を雑誌に掲載、警察が動いて木村は逮捕される。
<コメント>
実際に起きた凶悪殺人事件「上申書殺人事件」を素材にしている。
リリーの狂気に満ちたサイコパスな演技が迫力満点。頭の弱い須藤との「銃と引き金」の関係もわかりやすかった。展開もスピーディーでよし。
この手のサスペンスものを自分はあまり見ないが、この映画はテンポが良く、ストーリーもすっきりしていて、最後までだれずに見ることができた。
重さや血に過剰反応する人以外にはオススメ。 -
最初の5分で、にわか視聴者を叩きのめすかのような暴力描写が立て続きます。チビりました。
そこからも「うわっ、えぐっ…でもめっちゃリアル…」な高齢化社会のいまを投影してる作品でした。今後、どんどん長生きする老人が増えれば、こういう事件が日常化していくかもしれません。
もしリリーフランキーナイトをやるとしたら、この作品で始めて『ぐるりのこと。』で締めたい。 -
実際の事件が基ゆえにノンフィクション的な展開を回避しようと色々工夫してるぽいけど空回り感がぬぐえない。なんか全体的にありきたりなんだよな。母親の介護話なんて蛇足だし。記者役の山田が取材にのめり込んでく過程の演技が賞賛されてるけどそんなでもない。これはどう考えてもピーエル滝の映画。
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リリーフランキーもピエール瀧も怖い…。あんな風に殺人ってできちゃうんだなあ…。