2 (メディアワークス文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • [映]アムリタシリーズの総決算的作品でシリーズの登場人物が続々と出てくる
    (特に最原最早が出てくるシーンはシリーズ読者なら興奮必至なはず!)
    『[映]アムリタ』や『小説家の作り方』にも通ずる「創作とは何か」をテーマに物語が進む
    この作品と上記2作に共通していて印象的なのは「世界一面白い創作物」が作中に出てくるが、それを登場人物たちのリアクションだけで凄みを出している点
    終盤はかなりSFチックな締めくくりで、ラストもまだ展開の余地がある形だったのが個人的に合わなかった
    総評としては、シリーズのオールスター感謝祭といった感じで終始楽しめたが、アムリタを超えるラストを期待していた分やや消化不良ではあった

  • 序盤の超展開に舞城王太郎か!と思ったが、その後は野崎まどファンブック的な物語で、この話はなんなんだろう…と思ってるうちに読み終わりました。
    天才が創り出すものを描くというのは難しいね。
    伊藤先生の講義が一番面白かった。

  • 超越者と天才と凡人

  • 今まで読んできた野崎まどの小説がここに到達するとは。
    恐ろしい話だ。

  • 確かにこれはスーパー「野崎まど」大戦

  • 『アムリタ』~『パーフェクトフレンド』までの集大成とでもいうべき作品。
    今までの作品はそれぞれ1つの作品として面白く読めましたが、これを読むと全部で1つの作品だったんだ・・・という気になります。
    この作品自体も1つの作品として完成していて、これだけ読んでも十分楽しめると思いますが、今までの作品を知っていると「なるほど」と思うところも多く、より楽しめる事も事実。
    シリーズではないのに、シリーズになってしまっているというか・・・。
    こんな作品を今まで読んだ事がなかったので、とても新鮮で楽しかったです。
    私の中では野崎作品はちょっとイレギュラーな印象を受けました。(いい意味で)
    今までにない手法が面白く、楽しく読む事が出来ました。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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