[映]アムリタ (メディアワークス文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • なるほど

  • いにしえのラノベみたいな会話がきついけど……

    語り手である被害者が最初から殺されていた、という真相にびっくり。
    そして語り手は愛する犯人により、もう一度殺されてあげようとする。
    愛ですね。

    最原さんは天才中の天才で、地球を征服できるんじゃないだろうか。
    そんな人でもただひとりの恋する相手とハピエンになれない。
    彼を取り戻すには… と弩級の天才が考えたとき
    とる手段のとんでもなさよ。

    最原さんは二見くんのこともそこそこ好きだったと思いたい。

  • デビュー作(野崎まどは刊行順に読むべし、読むべし)。
    ラノベらしいラノベで某戯言シリーズを強制的に思い出させられる語り口。でも、いーちゃんがいーちゃんては無かった。
    『2』まで続けて読むべし。

  • ミステリの旨みもSFの旨みもある。長編ながら物語に過不足がなく短編小説のような読み心地。主要人物の半分くらいが本筋と関係ないとも言えそうだが、それこそ"青春小説の偽装"のために必要だったとも言えそうだ。ただ、作中の映画観にはやや異論があり、「映画はそんなに浅くない」と言っていたが、単一のシーンの連なりに総体としての意味がたち現れるゲシュタルト的側面こそが映画の本質でありそこを外したら、それは映画ではなく動く絵画なのではないだろうか、とは思った。人間の人格もゲシュタルトだろう。面白かったので続編読みます。

  • 乙女文藝ハッカソンつながり。大学の映画サークルを舞台に、ライトなかんじで青春&ボーイミーツガールかと思いきや、一転、ミステリー&ホラー…手のこんだ劇薬と罠。自分だけが彼女を理解している、自分は優秀な探偵だと思っていたのに、実は全部手のひらの上で転がされていて、透明な糸で絡め取られて身動きができず…といった心象。ジェットコースターのような疾走感とアップダウンのあとに。

  • 面白くて電車の中で一気見してしまった
    かわョ→こっわ→かわョ→こっわ

    人が変わるほどの感動
    人を構成しているものは道程か?

  • ずっと前から気になっていた作家、野崎まど。
    なんだろうこの不思議な作品は。面白い。

  • ラノベ的なオブラートに包まれた、でも実はとんでもない作品。俄然他の作品にも興味が湧いてきた。しかし、ヒロインかと思っていた画素さんが、あっという間にその座から退場してしまったのは少し勿体ないというか。天才最原さんのキャラの前では仕方のないことかな。

  • 先日読んだ『know』が面白かったので、こちらも読んでみました。
    野崎さんは結構独特な世界観のある話を書かれる方ですね。
    後半、予想外の展開というかストーリー設定に驚かされました。軽く読めて、面白いです。
    他の本も読みたくなりました。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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