- Amazon.co.jp ・電子書籍 (196ページ)
感想・レビュー・書評
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新しい1万円札の人物として注目を浴びている渋沢栄一。私も名前しか知らなかったので、読んでみた。今の人間からすると、まあまっとうだよな、と思う部分が多いが当時の考え方としては珍しかったのかもしれない。
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新札の肖像になるほどの人物の本を読んでみた
気づき、指針
◯やることをやったうえなら、どんなことでも受け入れられる
不平、不満があるならそれは自信の改善の気づき
◯つまらない仕事でも、与えてもらったことに感謝
社会貢献、未来へ続く一歩
◯毎日、毎朝、新鮮な感覚でいる大切さ
立ち位置を変える練習、対局的に俯瞰してみることの重要さ
◯どんな仕事でも考え方を変える、楽しく、やりがいを感じるように
イライラは自分の捉え方次第
◯何もしない人は成功も失敗もしない
人生の方向性は修正できるので、なんでもやってみる -
Kindleにて読了。3.0
研修の際お世話になってる人に薦められたのと、企業の目的は社会貢献なのか、株主の利益なのかという疑問を考える上で役立ちそうなので読み始めた。
全体としては綺麗事にしかまだ聞こえないので、上の疑問は未だ解消できず。
しかし、日本人の宗教に基づかない道徳観の根底にある部分を説いてる感じがしておもしろかった。仕事への向き合い方も綺麗事だが、自分を洗脳も含めて役に立つ部分は多そう。
これに感化されて論語も聞いてるけど読了できる気がしていない、、、 -
訳が読みやすい。
ビジネスの本質を突いている。
古さを感じない。 -
・自分の得意なことで社会貢献
・その人の満足であるべき
・意思がないとなにもできない
・成功者は成功に至るまでにそれだけの努力をしているのか?
・今日からいい習慣を始めましょう
・正しく儲けて、いい使い方をする
・本当に大切なことは変わらない
・人は変われる
・勝たなきゃいけない戦いはある
・勝ったうえでみんなに使う
・親孝行なんて子供に強いたら地獄
・社会に貢献することが幸福
・どう生きるか?これが大事なんだ -
100分で名著がストーリーで纏めてくれていた分、こちらの散発的な内容よりもわかりやすく興味深い印象を受けたな。
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渋沢栄一か儒教の精神を持っていたことがわかった。個人よりも社会のことを考えて行動していたことがよくわかる。
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500社近い会社の創設に関わった渋沢栄一の語る「道徳と経済」。内容は難解。
かなり古い(1916年)発刊の本であるにも関わらず、
現在も読み継がれている理由がよく理解できた。書かれている内容は全く色あせていない。
どれも重要なものばかりであり、改めてビジネスにおける道徳観念の果たす役割が理解できた。
特に深く印象に残ったことは、「習慣」が人格形成に果たす影響度の大きさ。
普段の行動が身に沁みついて、心にも影響を与える。
そして、習慣は自分の周りにも波及していく。
ここまでの影響のあるものだと認識した上で、普段の行動をしているのか?ということを振り返る。
また、人脈の与えるプラス影響も実感。
コロナ禍にあり、社外の人との絆は、明らかに以前よりも希薄になっている現状。
SNS等もうまく活用して、人間関係を途切れさせないようにすることも積極的に行っていく。 -
今年の大河を観ていて渋沢栄一に興味がわき、簡単そうな現代語訳を手に取りました。
金を稼ぐのは卑しいと言われがちな時代に、個人が富むことは国家の発展につながることだと説き、同時に経営者に求める道徳(倫理観)や、実態が伴わない知識教育の危うさなどにも触れられていて、現代にも通じる実用書だと感じました。
でも、興味深かったのは、本文よりも栄一の生い立ち。
財閥を作らずあくまで国を富ませ、人々を幸せにする目的で事情育成を行っていたことが伺える岩崎とのエピソードや、大河ドラマのイメージとは違い、女性関係が激しかったことなど、色々面白かったです。
また、明治維新の前までは、社会における道徳教育が比較的盛んな状態だったけれども、西洋文化を輸入するにつれ、物質文明が進んだ結果は、精神の進歩を害したと思う。国は豊かになったが、人格は明治維新前より退歩したと思う、とか、精神を磨くことをなおざりにした結果、人に頭を下げることを学ぶ機会がなく、いたずらに気位ばかり高くなってしまうという大きな問題が生じてしまった、などと書かれていたことが印象的でした。
人間って、ホント変わらないのね。