大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書) [Kindle]

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著者 : 羽生善治
  • KADOKAWA / 角川書店 (2014年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (133ページ)

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大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • 将棋の名人、羽生善治が書いた自伝。
    将棋という厳しい勝負の世界で頂点に立ち続ける人が語る言葉はとても思慮深く、厳しくも優しい。

    いいなと思った言葉
    「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

    「リスクとは車のアクセルのようなもの。コントロースし、バランスをとること」

    「人は少ない選択肢の中から何かを選ぶより、多くの選択肢の中から何かを選ぶほうが後悔しやすい。我々は後悔しやすい環境の中で生きている」

    「武道のトレーニングの大きな目的は、技を鍛えることよりも、恐怖心を除くことにあるのではないか」

    「意外性はモチベーションを維持するうえで重要」

    「勝っているときや順調なときに方向転換することは難しいが、負けている時ならば様々な変化をしやすい」

    「論理だてして説明できるのが直感で、なんだかわからいけどこれがいいといのが閃き。閃きはリスクが大きい」

    「惜福というように、幸運を自分のために使い切らない」

    「管理責任を持てないモノについては所有しないほうが良い」

    「真面目とは表面的なことに留まらない本質的な意味を知る、理解するということ。」 

  • ・体力や手を読む力は、年齢が若い棋士の方が上だが、「大局観」を使うと「いかに読まないか」の心境になる。将棋ではこの「大局観」が年齢を重ねるごとに強くなり進歩する。同時に熟練になり精神面でも強くなると60歳、70歳になって、この「大局観」は闘うための柱となる。若い人は「大局観」がないが、経験を重ねて「大局観」を身に着けていくと大筋で間違っていない選択ができることになる。

    ・「時代の先を読む眼」とは、表面的な出来事を見ることではなく、水面下で起きているさまざまな事象を注視することだと思っている。

  • 深く集中するためには簡単に可視化できないことについて考えること。可視化できないことは深く集中しないと理解できない。人に教える時は、自分が理解した地点まで戻って教えるようにすること。三手読み。まずベストな選択肢を考える。次いで相手にとってベストな選択肢、自分にとって最悪の選択肢を考える。それを受けて自分にとってベストな選択肢を考える。

  • 天才が記した凡才の文章。

  • 羽生さんが勝負への挑み方、それまでの準備について書いた一冊だと思います。特殊な盤上の勝負の世界で、とにかく突っ走ってきた、というのがわかる、そうじゃなければ書けない言葉だと思います。

    すごくいいなと思ったのが、「勝つためのコツ」が未だにわかっていない、という一文。
    羽生さんがそう言うと、「そんなもんねーよ」とはっきり言える。結局勝ち負けには他人が関わる以上、「コツ」なんていうものに昇華できないんでしょうね。それでも、勝ちまくってきた羽生さんのいうこの言葉は痛快である。

  • 「大局観」とは鳥が上空から地上を見下ろすように、広い視点を持つことで、おおよその行動の方向性を決めて、より個別具体的な課題の処理や目標への行動に繋げていく力のことらしい(文中では「読み」や「直感」という言葉が用いられている)。

    最強棋士と謳われる羽生善治さんの一冊。王将・名人・竜王・棋聖・王位・王座・棋王と七大タイトルを制覇、現在は永世名人(殿堂入り)の資格を保持するに至った彼が、将棋を通して積み重ねてきた経験を人生に押し広げて考察している。

    読んでみると、素直に飲み込めない部分(羽生さん自身の経験に強く基づいているもの)もあるけど、棋士について誤解していたことや人生訓が所々に見つかった。例えば、プロの棋士は「数十、数百以上先の手を予想することができる」という話があるが、実戦で十手先の局面を予想することは難しいそうだ。なぜなら、十手先に場面が移る間に、大抵「想定外」の一手がきてしまうからだそうだ。」

    他には、過去の棋譜の分析・研究は大事だが、それがすべてではないことを「合成の誤謬」を使って説明していたり(サンプリングの謎)、所有における「流動性」を上げることの重要性を人体の代謝との共通点から説明している等々、広い視点を持って行動するという点が特に大切になることが書かれている。

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