組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために (ちくま新書) [Kindle]
- 筑摩書房 (2014年1月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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内容は分かりやすく、納得感あり。ただし、論理展開が一本調子で、深みがないと感じた。(雑誌のコラムをベースになったもののようなので、しょうがないか)
つまり『会社員あるある』的な域を出ない、といった印象。
Kindleで寝る前にちょくちょく読んでいたので、頭に定着していない感あり。少し時間がたったら古本でも手に入れて、再読したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目的:知人に腹落ち感がすごい組織戦略本だと勧められ
ポイント:良くも悪くも組織は人で動く。
感想:ボトルネックの話はTheGoalの引用。TheGoalは読むべき本だなー。
・組織構造は一長一短であり、本質的には誰を配置するか、人の問題だというのはそのとおり。腹落ち感強め。じゃあ人はどう採用・育成すればいいのかは気になるところ。
・フリーライダーの話は納得できる労組の話とかあるものの、必ずしもフリーライドする人ばかりになるわけじゃないので極端な意見だと思う。視点はそのとおり。実際フリーライドが増えたら組織はきついな。フリーライダーが増えない組織づくりは超重要。評価の仕組みか。
・落とし所ばかり探す組織も役に立たない。変革を恐れずチャレンジできる組織を作りたい。
・厄介者の扱い難しい。厄介者が持つ権力。それに従いがちな優等生ってのは分かる。これは組織を疲弊させる。
・官僚制組織、ボトルネック、キツネの権力、厄介者。どれもそれほどキャッチーじゃないのに、事例が現場感とマッチしており、ビビットに映像をイメージできる。こういう表現は学びたい
・キツネの権力を考えると、縦長の組織は権力を醸成しかねない危険性をはらむ。予算要求なんかそれの最たるもの。これをデジタル技術とか使って意思決定やら社内調整のラグを現場同士又は現場と責任者同士でスムーズかつスピーディーに解決できる仕組みがあるといい。 -
自身が所属してるのに詳しく知らない。
なんか、ときには生き物とか言われたりもする組織についての本。
体型、腐る要因、対処法など詳しく知ることができた。
新たに知ることはあまりないがより深く知れる。
人事じゃなくても読むべき。