文学界 2014年 03月号 [雑誌]

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  • 文藝春秋 (2014年2月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910077070348

文学界 2014年 03月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 綿矢りさの短編『トマトマン』感想です。

    農家ですくすく育って、まさに食べられ頃に熟したトマトでしたが、農家の伊藤さんに見つけてもらえず、収穫されませんでした。

    おいしく食べてもらえることを夢見ていたトマトは、海に身を投じて哀願するも、ふと気がつくと人間になっていました。

    しかも顔だけトマトのまま・・・

    そこで狼狽するも、頼み方間違ったかな?とボケをかますところが笑えました。

    何を形容しているのか定かではありませんが、熟してる、食べて欲しい、おいしいと喜んで欲しい・・と願うトマトと、

    噛んだら赤い汁と種が飛散することに恐れおののく島人たちの行はなんだかエロス!?

    この短編競作には様々な超有名作家がずらりと揃って、みなさん好き勝手にエログロな作品を書いていますが、
    同様に最年少で芥川賞を受賞した作家が、臆することなく、しかも堂々たる書きっぷりなところが大胆で、いいですね。

    せつなくも悲しい物語でもあり、ユーモアあふれる綿矢さんの奇才ぶりが発揮された作品。・・最後が相変わらず素敵です。

  • 読み応え号!

    読んでない作品の書評だが福永さんの文章が好きで読んだらやっぱり面白い。

    短編は長嶋有「四十歳」、綿矢りさ「トマトマン」、阿部和重、川上未映子「明日また昼寝するね」、鹿島田真希「ガーデン・ノート」あとエッセイで吉田修一、円城塔(なにこれやる気ない)、藤野可織をまずは楽しく読んだところ。
    山田詠美「虫やしない」、島田雅彦「神の見えざる手」、多和田葉子「ミス転換の不思議な赤」(変換が素敵!)、目取真俊「魂*の森」、平野啓一郎「火を恋う男」、西村賢太「邪煙の充ちゆく」も読んだよ。

    浮足立ったお話が多いなあ。

  • 邪煙の充ちゆく
    秋恵 タバコ

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