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- / ISBN・EAN: 4988013635265
感想・レビュー・書評
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いい親友だな。
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19歳の時に事故にあってから45年間眠り続けた男が目を覚ます。
そんな設定に軽いノリのコメディかと思っていましたが、ちょっと視点の変わった青春ものであり人間物語でもあって楽しめた。
ラストシーンは見る者ほとんどが想像したものを軽くかわした監督のドヤ顔が見えるようだった。 -
監督、脚本 は、順に、若松節朗 岡田惠和、2013年WOWOWドラマ。寺尾聰 岡田将生 有村架純 鹿賀丈史 松坂桃李 松坂慶子出演。
<コメント>
•特別悪い人も特別いい人も登場しない。その意味では安心して見続けられるドラマ。
•その中でも、45年ぶりに飛田にあった時のマリの態度はすばらしい。ずっと送金という負担を負い続けながら、なんのわだかまりもなく「とびたくん!」とは、普通は言えないものだ。
•普通はないといえば、いくらなんでも45年意識が戻らなかった人がパッチリと目を覚ますことは普通はない。床ずれなどもひどいはずだし、足の筋肉はほとんどないはずだから、年齢的にリハビリも相当大変。すぐにキャバクラなんて行けないって。
•井口が貸してくれたあのアメ車、カッコいい。なんていうんだろう。邦画で使われるアメ車は割とメジャーな車種が多いのだけど、あれを選んだスタッフはかなりセンスがいい。
<あらすじ(ネタバレ)>
医大に落ちた神谷猛(岡田)は、父・司(鹿賀)から離れ看護師となり、患者の飛田譲(寺尾)を担当する。チキンレースによる車の水没事故から45年間意識が戻らない飛田に猛は自分の愚痴をぶつけながら看護していると、飛田が急に意識を取り戻す。飛田の入院費を送っていたのは、マリを賭けたレースで勝負をしたコージだったが最近、送り主はマリに変わっていた。司の大病院で研究対象として無料で入院させる話に飛田は一旦乗るが、猛はコージやマリに会いに行こうと誘い、キャバクラ店長の井口(松坂桃李)が用意した車で北海道を目指す。
64歳にもかかわらず心は19歳不良少年、飛田と猛の気ままなふたり旅を終え、ようやくマリ宅に着いて戸惑いながら挨拶する飛田に、マリ(松坂慶子)はなんのわだかまりもなく「とびたくん!」と笑顔で応対、居間でお茶を一杯飲むと、飛田は帰ると言い出す。猛と帰路に着いた飛田は畑道で車を止めさせ、マリのもとに歩いて戻る。
飛田はマリのもとで、また猛は元の病院で、各々の日常が始まる。 -
歳を重ねてからでも青春は謳歌できる物。
昨年WOWOWで放映されたドラマのDVD化されたものです。岡田将生くん演じる看護師は何をやってもドジばかり。先輩女性看護婦からはバカにされてしまう始末。
彼が看護を任された中年男の患者はナント26年も意識が回復せずに植物人間状態。看護師は患者のベットの脇に座りグチをこぼす毎日だった。
しかし、突然患者の手が動き始める。意識が戻った患者は26年もの長い間眠っていた事を知り驚く。彼は10代の時に親友と恋人の獲得を争って‘チキンレース’で決着を図り海中に転落し寝たきりになったのだった・・・。
青年が目を覚ましたら中年のオヤジになってしまった反応が面白い構成でした。身体は中年化してしまっても心は青年のまま。中年オヤジがはしゃぎまわる、いや青春を取り戻す姿が何とも微笑ましい。
そして、26年前の親友と恋人のその後を探し求める展開から情景が大きく変わっていくのです。
切なく、そしてほんわかさせてくれる心温まるドラマです。レビュー登録も私が初めての様ですので未見の方は是非ご覧ください。 -
交通事故で意識を失ったままの少年が、60代になって目を覚ます、というあまり現実味のない設定ながらも、それほど違和感なく受け入れられたのは、やはり寺尾聰の演技力によるものか。岡田くんはさわやかな役よりも、こういうちょっと悪い面も持った役どころの方が光る気がする。
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寺尾聰、岡田将生!
交通事故により45年ぶりに目覚めた男が青年看護師と出会い、失われた青春を取り戻す旅にでる、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ!
監督は『沈まぬ太陽』の若松節朗
邦画って、妙に暗く、わざとらしい難解のものが多いが、久々に明るい映画で良かった。