47RONIN [DVD]

監督 : カール・リンシュ 
出演 : キアヌ・リーブス  真田広之  浅野忠信  菊地凜子  赤西仁  田中泯  柴咲コウ 
  • NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2.73
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本棚登録 : 112
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102216764

感想・レビュー・書評

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  • キアヌで忠臣蔵…企画の段階から乾き笑いだったけど、実際観たら予想以上でしたね…!
    カイは仇討ちですらないしな!
    いろいろなものの無駄使いでしかない映画でした。

    題材とキャストは日本人なのに演出はどこか中華風…なのに言葉は英語とかチグハグなことはいまさら言うまい、なぜあえて47RONINなのに大石親子ぐらいしか目立たないのか(その息子もイケメンなだけでなんの個性もない)、一年丸ごとすっ飛ばすのか、きっと製作者は忠臣蔵の面白いところと愛されているところがわからなかったんだろうな…侍と刀と腹切りぐらいしか魅力感じなかったんだろうなぁと別の意味で残念です。
    逆にファンタジーとして観たらストーリーもキャラも見せ場もお粗末。

    キアヌ贔屓なので甘めに観ようとしたけどそれでもダメだ、仕事選べキアヌ!笑

  • 予想通りの迷走作品でした

  • まるで桃源郷で繰り広げられてるファンタジック時代劇みたいでした(笑)キアヌは本当に作品に恵まれてないですね。可哀想に思っちゃいますね〜

  • 意外と面白かったなー。
    間違った日本が楽しい。
    霊獣やオーガがいるような日本なんだから、どうせなら四十七士も特殊な能力持ってたらよかったのになぁ。
    そのせいか後半の戦闘シーンが結構地味だったのが残念。巨人兵士の倒し方にはがっかり…

  • ファンタジーと言われればたしかに何とか見られるかもしれないが、時代劇として見るととてもつらい

  • 日本人俳優同士が英語でしゃべってるのがどうしても少し気になっちゃう。
    着てる和服も若干中国風だったり、ところどころ「アメリカ人の想像上の日本」て感じがした。
    キアヌリーブスはかっこいいし、画的にも綺麗で、お金かかってるんだろうなって感じだけど、ストーリー的にはおもしろみにかける。

  • 素晴らしい!!絶対日本では作り得ない映画。
    ちゃんと忠臣蔵の核は維持してて、中華ファンタジーも味わえる自由な映画(笑)天狗あり、ドラゴンあり、ハラキリあり、グラディエーターあり、何でもあり。楽しい。

  • 47 RONIN
    2013年 アメリカ 121分
    監督:カール・リンシュ
    出演:キアヌ・リーブス/真田広之/浅野忠信/柴咲コウ/菊地凛子/田中泯/赤西仁

    赤穂の国、藩主の浅野内匠頭(田中泯)は、家臣たちと巡回中に、異国人の子供が倒れているのをみつける。天狗の仲間と疑われる彼を家臣たちは殺そうとするが、浅野内匠頭は情けをかけ城へ連れ帰り、カイと名付けて彼を離れで養う。まだ幼い浅野内匠頭の娘ミカ姫だけが彼の友達であり、成長したカイ(キアヌ・リーブス)は、いつしかミカ姫(柴咲コウ)と惹かれあうようになっていた。しかしカイは重臣の大石内蔵助(真田広之)はじめ他の家臣たちからも人間ではない扱いを受け蔑まれていた。

    あるとき、赤穂に将軍が立ち寄ることになり、赤穂では隣国・吉良上野介(浅野忠信)の藩との御前試合を披露することに。しかし赤穂を狙っている吉良は、妖術使いの女ミヅキ(菊地凛子)を赤穂に送り込んでいた。白狐に化けて領地にいた彼女にカイは気づき大石に進言するが取り合ってもらえない。そして御前試合に出るはずだった安野がミヅキの妖術で倒れ、カイが密かに入れ替わって吉良側の代表者と戦うことになるが、カイが異国人であることがバレてしまい、罰を受け打擲される。

    その晩、浅野内匠頭はミヅキの妖術による悪夢にうなされ、屋敷に泊まっていた吉良上野介に切りかかってしまった。将軍は浅野に切腹を命じ、赤穂藩は取り潰し、ミカ姫は1年の喪があけたら吉良と結婚し、吉良が赤穂を治めることとされる。大石は地下牢に投げ込まれ、家臣は散り散りに。カイは長崎の異国人たちの奴隷として売られてしまい…。

    なんとキアヌが四十七士と共に戦う、ハリウッド版トンチキ忠臣蔵(笑)もうすぐ12月14日(討ち入りの日)だしとふと思って見てみましたが、いやはやビックリ。真面目に歴史を描いていると思って観てはいけません。すべての先入観を捨てて、忠臣蔵をベースにした伝奇ファンタジーだと思ってみるのが正解。史実云々と言わなければ、これはこれで結構面白い。

    一応舞台は日本ですが、あくまで西洋人からみたミラクル・ジパング。鎧や女性の着物も微妙に中国っぽいし、冒頭で赤穂に麒麟が出るし、テイストとしては往年の角川映画『魔界転生』や『里見八犬伝』に近いかも。ちょっと前に見た『空海』は酷い出来でしたが、こちらはトンチキながら筋書きはきちんとしており、字幕版で見たので日本人が日本で英語を喋っているという違和感はありつつも、不自然な本人吹き替えよりむしろ英語の演技のほうが自然。ハリウッドで日本が舞台のものをやると、キャスティング適当(アジア人なら一緒と思われてる)ことが多々ありますが、こちらはきちんと日本人俳優を起用してあるのも良心的。

    さて1年後、牢を出された大石は、息子の主税(赤西仁)に浪人となった家臣たちを集めるよう命じ、自身はカイを探しに出島へ向かう。カイは出島で奴隷たちのファイトクラブみたいなとこで闘わされている。そこに参加して戦う大石(真田広之、50代になってもアクションのキレは流石!)愛しのミカ姫が吉良と結婚しちゃってもいいの?と、やさぐれてたカイを説得し、彼を連れて戻ります。

    吉良への復讐を誓う浪人たち。しかし討ち入るための武器すらない。(このへんの展開ちょっと西部劇ぽかった)すったもんだの末、カイは、自分が生まれ育った天狗の樹海に行くことを提案。ここでようやくカイの出生が明らかに。日本人の母と異国人の間に生まれたハーフのカイは、生まれてすぐ樹海に捨てられ天狗に育てられた。しかし逃げ出したところを浅野内匠頭に救われたのだ。

    この天狗のビジュアルはちょっと謎。日本人の想像するいわゆる赤い鼻のあるやつと違って、遠目にはふつうの僧形。でも顔は結構怖い。結局いろいろあってなんとか天狗から武器を貰い、昔はカイに意地悪していた家臣たちもカイを受け入れる。しかしその頃、斥候に出ていた磯貝(出合正幸)がミヅキの妖術でニセの情報をつかまされ、吉良側に待ち伏せされた浪士たちは大打撃。多くの仲間を失ってしまう。しかし旅芸人を味方に引き入れた浪士たちは、吉良とミカ姫の婚儀に紛れ込み、油断していた吉良へ攻撃を開始し…。

    浪士たちが血判押すところでカイの漢字が「魁」だったのに地味にウケました。キアヌこういうの好きそう。ラストの討ち入りは、大石=真田広之が、吉良=浅野忠信を討ち取り、キアヌは姫を守りつつ竜に変身した菊地凜子と一騎打ち。ハリウッドのCGはさすがに迫力、よくできている。こうしてめでたく主君の仇をとった浪士たちですが、待ち受けているのはもちろん切腹。将軍の温情でミカ姫が赤穂を再建することを許され、大石主税のみ切腹免除。カイも侍として立派に切腹して果てます。

    はたしてこの映画で、アメリカのみなさんに日本の武士道が伝わったかどうかは謎ですが、まあふつうにエンタメ作品としてはそれなりに見れたのは良かったです。日本人キャストもみんな良かった。浅野忠信の吉良は憎たらしいし、菊池凜子のお色気妖術使いはなかなかセクシーでチャーミング、柴咲コウの目力の強さも適役、真田広之、田中泯の存在感はいわずもがな。赤西仁は思ってたより出番は多かったけどセリフは少なく、まあ目の保養にはなりました。

  • スペイン語版。実話を元にした映画みたいだが、サムライってかっこいいと思う反面よく分からない部分があるな(武士道あたり)。昔のことだからなんとも言えないし、映画だからどこまで本当かは知らないけど……。個人的にはあんまりファンタジー要素入れて欲しくなかったかな。でも悪くはなかった。

  • オリエンタルファンタジーとして見れば悪い出来ではない。白狐、空を舞う小袖、ぬるりとした東洋の龍などはなかなか見ていて楽しい。日本でも妖怪の特集効果でこれくらい張れると面白いのだが、やはり一歩先んじられている。全体的な美術等は、中国にも寄らず頑張って日本観を再現しようとしている。天狗は僧形である事は変わらないのだが、全く解釈の違う仏教系のフクロウ面で、合ってるが間違ってる感。そう言うすれ違いも含めての楽しみといえばいいか。しかし武士道、日本人の死生観はやはり肌に合わないのか、その解釈の限界ゆえに結果的には西洋的騎士道の文脈で語られてしまう、妙に齟齬の出る感は否めない。入山型のだんだら衣装や主君の墓など、そういうところだけなぜか考証が正しいのは不思議。

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