ウェア WER [DVD]

監督 : ウィリアム・ブレント・ベル 
出演 : AJ・クック、サイモン・クォーターマン 
  • 東宝
2.67
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104083524

感想・レビュー・書評

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  • ◆ 現実社会はある意味、より戦慄的 ◆





    ※以下、WOWOW解説欄欄より引用させていただく。


    フランス郊外。ある一家の父と息子が惨殺される事件が発生、獣の仕業と思われたが、唯一生存した母が毛むくじゃらの大男に襲われたと証言し、警察は近隣住人で特徴が一致する大男タランを容疑者として連行する。彼を担当する人権派弁護士ケイトは、タランの身体的特徴は遺伝的疾患で、筋肉障害がある彼には犯行は不可能だったと主張する。彼女の意見を証明するため、科学捜査班によるタランの検査が進められるのだが……。



    ☆.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆。.:*・’・*:.。☆


     人気海外ドラマシリーズの「クリミナル・マインド」のレギュラー、JJ役で知られるA・J・クックが、弁護士のヒロインを好演するとあったので観てみることにした。  
     
     内容は概ね解説欄に記載されているとおり。 
    キャンプに来た3人の親子が大男(母親の証言)に襲われ、父と幼い息子は即死、母親も重体の後に他界するというおぞましい事件が起こるのだが…   


     容疑者に浮上したタランという大男の弁護士となったケイト(A・J・クック)には、タランが凶悪な行動に出る背景には何かがある、と感じるのだった。   


     むさ苦しい髭や毛髪から垣間見えたタランの瞳に一抹の優しさを感じたせいだろうか。 そして彼自身も救いを求めているのだと一瞬の言動に感じとったケイトは、彼の病を解明してみようと試みる。 
    ストロボフラッシュの点滅を見させたその時、タランは凶暴と化した。 


     一方、ケイトの元彼?と思しきギャビンは、タランの病と事件との関連性をケイトと共に解明していくのだが、取調室を出る際、タランによってギャビンは腕に引っ掻き傷を負う。     


     // これによって彼は自身の「感染」を知ることとなる。 ケイトに拳銃を手渡す彼。(イザという時には僕の頭を撃て!と言いたげに…)    


     終盤でギャビンが上半身の毛を剃り落とし、タランに相対する準備をするシーン、やや悲しいものを感じた。  クリーチャーにならねば、もはや愛するケイトを救えない自分を鏡に観ながら、頭部から血を流しつつ剃髪していた華奢なギャビンが哀れに思えた。  

     だが、そんな彼の思いも虚しくケイトは銃弾に倒れるのだったーーー//     



     猟奇的な事件が連鎖を起こす昨今。  
    その猟奇的な牙が、心に剥かれているのは目視できない。 そんな意味で私たちはいつも恐怖と紙一重の日々に在る…  

     恐れて居ては何も出来ないが、ドラマや映画の世界でしか起きてほしくない事件があまりにも増えだしているのが悲しい。   



    【余談】
    「クリミナル・マインド」で登場するリアル検死シーン(父と子の死体)や、タランの起こす殺害シーンはかなりリアル。  

     本作品にはそんなシーンをOK!として「暈し」一切ない。過去作品で恐縮ですが、『道化死てるぜ!』(こちらも「R-15+指定版」)には、B級作品にも関わらず思い切り「暈しを入れていたWOWOW」 

     この二作品の判断基準の相違は何なのか? 
    そんな素朴な疑問がふとWOWOWさんに対して湧いた作品。

  • 別途

  • フランスで休暇中の一家が残酷な姿で発見されるという殺人事件が起こった。容疑者はタラン・グィネックという大男。
    この容疑者を担当する弁護士のケイト・ムーアは、このオトコの無実を信じ、科学的アプローチを用いて、オトコの身体に欠陥があり犯行が不可能であったことを地元検察に証明しようとする。
    そして、彼の謎めいた家族の歴史を調べるにつれ、ケイトは思いがけない伝説がよみがえろうとしている証拠を発見する。
    一方、この研究を進めていた大学教授の身体にも、異変が起き始める・・・。

  • 何だか嘘くさいんだよね〜割としっかり作ろうとしてるんだけど、
    あの狼男のキャラが嘘くさいんですよ。被害者の傷や惨状が大げさ過ぎる感じがしちゃって…大体、変身したって容貌から体格から普通の人間サイズなんだもん、だったら、あんな咬み傷ができるはずないじゃん。アゴの開く角度が人間の枠から出てないのにあんな咬み傷や削り取られ具合に納得いかんですよ。
    フランス映画だしハリウッドよりも演出が地味目でもおかしくないんだよ。けどね、オオカミ男が解せんのですわ。それが残念ですね〜

  • 何か心が動くのかと思いきや、それまでの流れ全く無かったことになった、ただの狼男。
    早いアクションは楽しい。

    ただただ普通の弁護士女性はきれいだが何も伝わらないキャラ。なぜ撃たれたんだ。

    メガネの元彼から、頭までそっての変身までの役は大変そう、
    という印象のみ。

  •  猟奇殺人の容疑者として捕まった大男とそれを弁護するアメリカ人チーム。しかし、チームの一人が容疑者の爪に引っ掻かれ。。。

     いわゆる狼男モノ。狼男のことを英語でウェア・オブ・ウルフと言うんですね。
     本当に狼みたいになるんではなく、少しずつ毛むくじゃら&マッチョになっていく。それがすごくよくできていてリアリティを持った怖さになっている。
     それなりにゴアなのも映画の雰囲気をよくしている。ゴアが駄目な人にはちょっときついかも。

  • 劇場公開時は「ウェア 破滅」だったそうで。

    「パラノーマル・アクティビティ」の製作陣、ということで
    ちょこちょこ定点カメラ、手持ちカメラのシーンが登場。
    芸風なのかしら。

    フランスの田舎に旅行に来たアメリカ人家族3人が
    なんかすげー惨殺死体になって発見。
    母は昏睡状態だったんだが、「“彼”に食われた」と。

    捜査してったらあっさり汚い身なりの大男を逮捕。

    だが、物的証拠に欠けるということで、
    人権派アメリカ人弁護士ケイトがこの事件を科学的に暴いて見せようとする話。

    まぁ、
    ・毛むくじゃらの大男
    ・獣の力でしかあり得ない傷口
    ・満月の夜の犯行
    ・タイトルWER
    で、どうしようもなく狼男なんですが。

    劇中の連中がぜんぜんそこにたどり着かなくてイライラすること山の如し。

    やれDNA判定がどうとか、光に対する反応がどうとか、
    そうやって科学的に迫っていきまっせ、ってあたりに
    新規性を出そうとしてるのかもですが。

    そもそも調査している科学者も感染しちゃって大変、ということでね。

    犯行自体はろくに見せずに、遺体のダメージ(これがまたエグイんだ)で
    その恐ろしさを伝えた序盤に対し、
    終盤は変身した狼男のスーパーパワーでの大立ち回りが
    ハルク残虐版みたいな感じで盛り上がります。

    4つんばい走りで時速100Km超えたりね。

    で、この狼男。
    肉体変化は起すんですけど、狼にはなりません。
    トワイライトのジェイコブ君とは違うんですわ。

    確か劇中でも「狼男」と言ってなかったかも。
    「そういう病気」で押し通す感じなんですな。

    銃弾を何発撃ち込まれても死なないあたり
    「ウルフガイ」っぽいなーと思わなくもなかったり。

    ただ、やっぱ思うんだよな。

    「今日はみんな一旦家帰って休もうぜ。
     明日、満月じゃなくなってから(もしくは昼)探すってことで」

    ってだれか言い出せよと。
    おかげでフランス人死にまくりじゃねーか

  • 暴れっぷりがスゴイw
    なんか見てて気持ちいいぐらいの・・
    グロイ殺人シーンだけど(;´▽`) www
    アゴ引き裂くのはちょっと・・・えぐいなあw

    特に自分では何もしないのに、
    根拠もなく「大丈夫」ばっかりの
    主役の弁護士のひとがうざかったww

  • むくつけき、というか小汚い男たちが戦うっていうところでは、往年の傑作「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」を彷彿とさせる展開で私としては面白かった。また狼男ウィルスに感染するギャビン(サイモン・クォーターマン)が最初はキモオタだったのが、どんどんマッチョになっていくところがまたすごいですね。いったいどういう魔法を使ってるのかと思いましたよ。もうちょっと「狼男に生まれた苦悩」というのを描けていたらホラー映画になっていたと思いますが、そこがなかったのでどっちかというとバイオレンス映画ですね。ただしグロ度はかなりきついっす。

  • ある一家惨殺事件を担当することになった女性弁護士と科学捜査班が、調査を進めていくうちに恐るべき真実に行き当たるホラー。
    タランが暴れるシーンは豪快で容赦ない感じが良かった。わりと面白かったと思う。

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