超マクロ展望 世界経済の真実 (集英社新書) [Kindle]

  • 集英社
3.80
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (171ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「次の100年」をやっとのことで読み終えて、その内容に感動。2010年発行の本書を手に取った。読んで改めて感嘆!
    著者は相当以前から現在の世界を見据えていたと思った。本書は以前読んだことがあったが、その時にはこの内容を理解できていなかった。時代がここまで追いついてきて初めて理解出来たのだと痛感した。

  • 昔読んだ本ですが、マクロ経済の行く末を長期的な観点から理解する際に参考になる部分も。
    ・1974年を境にして、世界資本主義そのものの大きな構造転換が始まった。交易条件の変化の背景に、先進国と資源国との間の力関係の変化がある
    ・原油の価格決定権をアメリカが取り返そうとして1983年にできたのがWTI。石油の金融商品化により、国際石油市場を整備
    ・石油の価格決定がアメリカの先物市場に委ねられていること、石油をドルでしか売買できないことは現代経済システムの根幹

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1953年愛媛県生まれ。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。博士(経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)を歴任。現在、法政大学法学部教授。専門は、現代日本経済論。著書に『正義の政治経済学』古川元久との共著(朝日新書 2021)、『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』(集英社新書 2017)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書 2014)他

「2021年 『談 no.121』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水野和夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×