文藝春秋 2014年 03月号 [雑誌]

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  • 文藝春秋 (2014年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910077010344

文藝春秋 2014年 03月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • アメリカの中東かrなお後退という現実に直面した旧親米国はそれおれの安全保障と国益を確保するために、戦略的に独自の行動をとり始めている。そして各国の独自行動をコントロールするための力と意志が今のアメリカには希薄になっている。しかしアメリカの代わりに秩序を提供する国もあらwれない。

  • 今更ながら150回芥川賞の小山田浩子『穴』読んでみたくなって、図書館で借りる。
    日常から、ふっとズレたような世界が好きな感じ。
    小川洋子、川上弘美、川上美映子、綿矢りさの4人の芥川賞作家鼎談も読めてお得感あり。

  • 第150回芥川賞受賞作・小山田浩子『穴』。
    夫の転勤に伴い、田舎にある義実家の隣家に越してきた私の非日常体験。
    私には少し難しかったけれど、姑・夫との日常会話は楽しく読んだ。

  • 村上春樹の「女のいない男たち」書き下ろし新作第4弾「独立器官」は整形外科医が落ちた恋の罠。

    これまでの3作と違って本作はいろいろな読み方、解釈ができる作品ではないだろうか?その意味ではテーマこそ通俗的だが文学的な深みがあるとも言える。「女のいない男たち」は先日単行本が発行された。これまでに読んだ4作に加えて書き下ろしもあるので読み直すつもりだ。
    (B)

  • 芥川賞受賞作、小山田浩子氏の”穴”目当てで読む。
    なんとも不可思議な終始、不穏な空気を醸し出してる小説。
    犬みたいな黒い獣、落ちた穴、プレハブに住む義兄、コンビニにいた子どもたち。雨の日も水まきを永遠にしている義祖父。
    そして、携帯をいつもいじっている夫。
    なんかあり得ない事象なんだけど、変なリアリティがあって読ませる。

  • 第150回芥川賞受賞作「穴」小山田浩子 掲載号。うーん。土着的な部分はひかれたけど、内容はよくわからんかった。

  • 芥川賞。幻想的な作品。

  • 「穴 」小山田浩子

    第150回芥川賞受賞作。文藝春秋で読んだ。

    読みやすいと思った。

    難しい解釈の仕方はわからない。
    特に大きな事件は発生しないし、淡々と主人公の日々が綴られていく。だが、美味しい料理を食べているような幸福感と満足感を味わった。

    いまを上手にあらわしていると思う。何が幸せなんだろうか。どう生きていくことが人間的に正しいのだろうか、理想なのだろうか。そんなことを考えてしまった。

    「(略)でもお嫁さんは好きでこれを選んだわけだし…」「これって?」「流れみたいなものに加担することにですよ。僕が逃げたそれからですよ」

    このくだりに心を持っていかれた。

    世羅さん、穴、黒い獣、センセイなどなど、微妙に気味の悪い、でも致命的ではない奇妙な出来事や人物たちが発生したり登場したりするが、夫が一番キモイと思った。

    常に携帯電話を見ていて<陶器のように眠る>主人公の夫が一番怖い、と選評に書いていた山田詠美が、だからやっぱり好きなんだな。

    2014.2.27読了

  • 第150回芥川賞受賞作品掲載号。

    心情が読み取りにくい。全てが虚構?
    夫がとにかく気持ち悪かった。依存症。

  • 村上春樹「独立器官」

  • 村上春樹さんの書き下ろし短編小説『独立器官』(文藝春秋3月号掲載) を読みました。

    ものを書く仕事をしている"僕"は、



    ジムで知り合ったとある男について語りはじめる。



    その男というのが美容整形外科医の渡会医師である。











    僕はなぜ渡会医師について語り出すのか。



    その理由は物語の後半で語り明かされることになる。







    (処女作『風の歌を聴け』においても僕は8年間の沈黙を破り突然語りはじめる)







    僕が渡会医師について語りはじめた理由こそ、



    著者が伝えたい(そしてこれまで他の作品内でも何度も繰り返されてきた)こと(のひとつ)であろう。



    あるいはそれは同時に著者が小説を書き続ける理由のひとつかもしれない(いや、きっとそうだと私は確信している)。











    遺される人と死に向かう人との境界にあるものは何だろう。



    境界?



    境界なんていう隔たりすらきっとないのだが。











    生き延びる人にはこの2種類しかいないのだろうか?



    自覚してタフになる努力をして生き延びてきた人と、



    自覚も努力もなかったけれど死ぬまで”気づかなかった”人。















    物語の中で、渡会医師の秘書である青年が"僕"にお願いをする場面がある。



    ここで『ノルウェイの森』とリンクする。











    ”遺された人が死んだ人に対してできること”











    ノルウェイの森だけじゃない、



    初期三部作などあちこちの作品にも散りばめられている村上春樹さんのこのテーマ。











    ”遺された人が死んだ人に対してできること”







    それは何か。(ここにはあえて書きません。ぜひ作品から感じとってください)











    ”遺された人が死んだ人に対してできること”として村上春樹さんの提示する答えのようなもの、



    それを受けとめたわたしは



    だからこそこうやって文章を書いているのでしょうか。





    わたしが今日も生きた証。



    死んでも遺される(はず)の文章を。











    タイトルの『独立器官』とは何か。





    自分の意志からは独立した器官。





    独立していながら同時に自分の一部でもあるというこの器官とは、







    『海辺のカフカ』でいうところの”砂嵐”のようなものだろうか、と考えた。















    ある場合には運命っていうのは、絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている。



    君はそれを避けようと足どりを変える。そうすると、嵐も君にあわせるように足どりを変える。



    君はもう一度足どりを変える。



    すると嵐もまた同じように足どりを変える。



    何度でも何度でも、まるで夜明け前に死神と踊る不吉なダンスみたいに、それが繰りかえされる。







    なぜかといえば、その嵐はどこか遠くからやってきた無関係な“なにか”じゃないからだ。



    そいつはつまり、君自身のことなんだ。君の中にあるなにかなんだ。







    だから君にできることといえば、あきらめてその嵐の中にまっすぐ足を踏み入れ、砂が入らないように目と耳をしっかりふさぎ、一歩一歩とおり抜けていくことだけだ。



    そこにはおそらく太陽もなく、月もなく、方向もなく、ある場合にはまっとうな時間さえない。



    そこには骨をくだいたような白く細かい砂が空高く舞っているだけだ。











    村上春樹『海辺のカフカ』より抜粋

  • 今回の村上春樹はめちゃくちゃ恋愛至上主義!渡海医師は男前で良く出来てプレイボーイだけど50過ぎても結婚せず、同棲も経験がなかった。しかし、ある女性に恋をしてから変わった。

    女の人に裏切られたからって拒食症になるなんて。。。

    「逢い見ての のらの心に くらぶれば 昔はものを思はざりけり」の歌と自分と重ねるのがいい。

  • 村上春樹「独立器官」

  • 文芸春秋3月号は、芥川特集で
    芥川賞受賞者の当時の写真
    宮本輝さん、村上龍さんの対談
    芥川賞受賞女性作家、川上弘美さん、小川洋子さんたちの対談
    選評委員だった方々のお話など
    読みどころ満載で、とてもよかったです

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