グランド・ブダペスト・ホテル(初回生産限定) [Blu-ray]

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監督 : ウェス・アンダーソン 
出演 : レイフ・ファインズ  トニー・レヴォロリ  F・マーレイ・エイブラハム  マチュー・アマルリック  エイドリアン・ブロディ 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2014年11月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142016515

グランド・ブダペスト・ホテル(初回生産限定) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

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  • 2015年3月15日 渋谷シネマライズにて鑑賞

     私がこの映画を観たシネマライズって、2016年1月7日で閉館してしまうそうだ。私のようなニワカはともかく、東京の映画ファンのみなさまには様々な思い出がある場所なのだろうと思う。思い出のある場所がなくなっちゃうのって、とても切ないことだ。

    「彼の世界は彼が来るずっと以前に消えていた。それでも彼は見事に幻を維持してみせたよ」

     この物語は時系列的に、現在(少女)‐1985年(作家/トム・ウィルキンソン)‐1968年(ゼロ・ムスタファ/F・マーレイ・エイブラハム)‐1932年(ムッシュ・グスダヴ・H/レイフ・ファインズ)年と、四重の入れ子構造になっている。登場人物が次々と過去を振り返ったかなたの昔に、私たちはようやくグスタヴを見つけることができる。その時代では目に映るもの何もかもが美しいが華美ではない。ホテルも、人々の装いも、ほんのり温かく優しい色合いだ。古き良き時代を、丁寧に丁寧に宝箱の中に閉じ込めたような、すてきな映画だ。ちょっとブラックなユーモアも、メルヘンチックにコーティングされていて少しも嫌な感じがしない。
     しかしそのグスタヴの時代ですら、その美しさはもはや幻だったとムスタファは言う。わたしたちが観たのは、まさに消えゆくその間際のすがただった。痛快な冒険とハッピーエンドの後、グスタヴもゼロの妻となったアガサ(シアーシャ・ローナン)もあっけなくこの世を去る。たくさん笑って楽しんだ後に残る一抹の寂しさが、いつまでもこの映画を印象付けて、私たちの心の中で宝物のように残るのだ。

     アレクサンドル・デスプラによるサウンドトラックも非常に素晴らしかった。

  • とーーっても映画っぽい。最初から最後まで終始映画っぽい。こういう感じの映画を作りたいと思った人が作れる環境ってのが素敵だな、と思える映画でした。

  • ウェス・アンダーソン監督作品を初めて観た。この作品を観たら、他の作品も観てみたいな、と思っちゃう感じ。映像に個性がある人なんだなと思った。

    登場人物がかなり多くて、ストーリーも難解なのかなと思って観始めたけど、そんなことはなく、章ごと進むので、ひとつの本、それか絵本を読み進めているような感覚になった。

    コミカルな演出や映像、建物や小道具の可愛さ、演者たちの上手さが、ひとつになって、上質な作品になっていたと思う。

    なんだか、ロビーボーイになりたいと思った。

  • テンポがよく丁寧なつくり。カット割りなのか間の取り方なのか、マルクス兄弟の作品に似たにおいを感じた。
    ウェス・アンダーソン作品は、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』しか観たことなかったので、全部観てみよう。

  • 1930年代、架空の国に建てられた超豪華なホテルを舞台にした
    コンシェルジュ、ムッシュ・グスタヴとロビー係少年、ゼロの物語。

    お金持ちの老夫人たちのジゴロ的な存在だったグスタヴ。

    そのうちの一人が亡くなり、彼に名画を残したものの、
    息子がそれを許さず、罠にはめられて老夫人の殺人犯に仕立て上げられ入牢。
    しかし、牢仲間と脱出してゼロと落ち合い、奔走する、と言った話。

    話的には大した物ではないんだけど、そのテンポや微妙な語り口なんかが
    大人の童話的な、ちょっと不思議な気分にさせられる。
    ヨーロッパの街並みや超豪華なホテル、そして鮮やかな色彩、時にミニチュアと
    見た目も十分に楽しませてくれる。

    反面、世界大戦前の軍が幅をきかし始める、ちょっと暗めなシーンも対照的に。

    様々な映画の賞で美術関連の賞を受賞してるらしい、ってのも納得です。
    コメディというジャンルでの作品賞も結構とってるらしいですが、
    その点は「お高くとまった審査員が好きそうだな」という気がしなくもない。

    もっと笑った作品がたくさんあるので…
    (ただ、この作品が他に無い無二の雰囲気を醸し出している事は否定しないし、受賞も妥当だとは思う)

    登場人物は異常に豪華。

    主演のグスタヴこそレイフ・ファインズという
    そんなに馴染みのある人ではありませんでしたが(ハリー・ポッターのヴォルデモート)、
    老婦人の息子にエイドリアン・ブロディ、
    その息子が雇う殺し屋をウィレム・デフォー。

    老婦人の遺言を預かる代理人をジェフ・ゴールドブラム、
    グスタヴと牢で仲間になる男をハーヴェイ・カイテル。

    軍の大尉をエドワード・ノートン。

    この物語を年老いたゼロ少年から聞き出す作家役をジュード・ロウ。

    そのほかビル・マーレイやオーウェン・ウィルソンもチョイ役で出ていたが…彼らを使う必要はあったのか?
    と、思ったら彼らはどうやら監督との友好関係からの出演の模様。

    ま、これだけ豪華なキャスト達が出演しているのに、
    セットやビジュアルの方に、そのアクが負けているように思えるぐらいの
    圧巻的な空気づくりには成功していると思いました。
    (じゃ、そんな有名人使わなくても同じじゃね?と言う懸念もありますが)

    そんな中、そういった空気にうずもれず、
    特に異様な個性を発揮していたのがウィレム・デフォー。
    流石すぎるわ。

  • この世界観、大好き!なかなかないタイプの映画だなぁ。

    雪山にそびえ立つグランド・ブタペスト・ホテル。
    ある資産家の老婦人が殺害され、その遺産を巡って、
    ホテルのコンシェルジュとベルボーイが巻き込まれるミステリー。

    これでもかというほど、惜しげもなく大物俳優が出てくる出てくる!
    レイフ・ファインズ、ジュード・ロウ、エイドリアン・ブロディ、
    エドワード・ノートンに端役でオーウェン・ウィルソンまで。
    もうこれだけで贅沢すぎるくらい。

    さらにコミカルでテンポの良いストーリーに、
    カラフルでどこかシュールな世界観……すごく好きです。
    きっちりと毒を忍ばせている所もポイント高し。
    細部まで凝った素敵な作品でした。

  • 評判通りの面白さです。登場人物は皆個性ある演技を見せ、凝った絵作りと色彩感覚で寓話的世界へと誘います。80年代、60年代、30年代(ここで映像が正方形に変わるのも面白い趣向です)と時間軸が3層構造になっています。ゼロの視点で、語られるグスタボの物語は、細部にいくほど凝りまくりの世界観で、見せてくれる30年代が美しく郷愁を誘われました。

  • 名画座で鑑賞、
    本日3本立ての次点。
    有名俳優が一杯出てくるからグランドホテル形式のホテル内でドラマが進行するのかと思ったら結構賑やか。
    オモチャ箱をひっくり返したような鮮やかな映画でした。結構監督のお遊びが入ってますね。
    Part1から一々画面上に出て画面転換。1930年から1985年まで。「少年と林檎」の絵はよく知らないんだけど代わりにグスタフが掛けたのはエゴンシーレでは?
    叩き破いちゃいましたが。何処かにクリムトの絵もあったような。メキシコのアザが有るアガサとか細かい描写が面白いね。国境を超える列車のシークエンスが2回あり、2回目でグスタフはthe end。ホテルの構造、雪山の滑走、コンシェルジュ達の電話廻し、と面白いカメラ廻しでした。
    拾い物!

  • この作品は多分この映画に出てくる俳優がきちんと分かる人には三谷さんの作品みたいに面白いのかな。自分はにわかなのでいまいち。ただ、監督お得意のシンメトリーの映像は楽しめました。

  • すごくすごく面白かった。映画の作り方とテンポが最高。言葉の使い方も自分好みで、こういう映画はとても好き。

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