隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫) [Kindle]

  • 10人登録
  • 3.50評価
    • (0)
    • (2)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 1レビュー
著者 : 上橋菜穂子
  • 筑摩書房 (2010年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (148ページ)

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

  • Kindle版。上橋さんの本来(?)の専攻である文化人類学。彼女の物語を通じて登場人物の描き方などの原点が見られるか、との思いで読んでみた。
    論文調のものかと思っていたら、優しい言葉で綴られたエッセイのような。だが肝心なポイントであるところの、「これがアボリジニの全てとか典型とかは考えないように」ということを繰り返し強調されていたのはさすが。
    この中に見られるアボリジニの現在の姿が、米国移民の一部と重なり、何か解決策はないのか、という目で最後の方は読んでいた。文化の差と言ってしまう前に、なぜ彼らの方が白人側の文化に従わなくてはならないのか、じゃあそれを捨てて元に戻ればいいのではないか。その終わりの見えない、答えのない議論はやっぱり同様で。葛藤の中、我慢しつつも、ともすると責めてしまう気持ちが沸いてしまうのも同様で。
    自分だったらどうしたか。その答えを出すことは到底できないままである。

全1件中 1 - 1件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)を本棚に登録しているひと

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)の単行本

隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)の文庫

ツイートする