ITビジネスの原理 [Kindle]

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著者 : 尾原和啓
  • NHK出版 (2014年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (63ページ)

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ITビジネスの原理の感想・レビュー・書評

  • 昔の社会とインターネット社会の前提条件の違い、インターネット社会の強みや背景をわかりやすく伝えてくれる本書。
    当たり前のように過ごしている今の世の中の仕組みを説明してくれているのので、うん、そうだよね。うんうん。で?みたいなところも少なからずあるけど、軽く読めるしおすすめ。

    売ろうとする商品×仕入れ地(その商品の価値が低いところ)×消費地(その商品の価値が高いところ)の3つのマッチングがビジネスのキーだが、インターネットにより地理的&時間的な制約がなくなり、ルール自体が変わった。
    インターネットが得意なのは「点在する情報を一か所に集める」ことで、商品が物からユーザーに代わっている。

    純粋想起(これといえばこれ!)&収穫逓増(強いものがさらに強くなる)の2つの法則でgoogleが強くなってる。

    TAC(Traffic Acquisition Cost)=ユーザーを獲得するために払っているコスト。
    企業を評価する際は売り上げからこのTACという財務指標を引く。

    インターネットでユーザーがお金払うには3つのコストを合わせて見合うか。情報そのもののコスト、探索コスト、情報を手に入れるためのコスト。

  • IT、ICTはどこへ向かうのか?

  • 長年IT業界にかかわってきた筆者がITビジネスの本質に迫る。インターネットが生まれてからこれまでの分析と今後に向けた提言を一貫した哲学で語っている。ゲーム理論・行動経済学等、多角的な視点から分析が行われていて、それらの学問とインターネットがマッピングできたのがよかった。

  • CGM(カスタマー・ジェネレーション・メディア。アメリカではUGM)、代表例はタベログ。
    TAC(トラフィックアクイジションコスト)

  • 書かれていることがあまり『原理』という気がしなかった。
    この本のタイトルに有るようなことを知りたければ、
    他にいくらでもいい本があると思う。

    特に、amazonより楽天のほうが人間味があるとか、
    Googleグラスだとご飯が覚める前に写真が取れて世界が変わるとか、
    単なる筆者の好みを聞かされているだけと感じた。

  • かなりサクサク読めた。割とエッセンスはシンプルなのだが、実ビジネスに役に立つ示唆にとむと思う。

  • 純粋想起とwebサービスの2つのパターンを覚えれば買わなくてもおk
    そうゆうのわかってる人は読まなくておk
    webはwiner takes allって事 まあ完全競争市場だとそうなるよっていうお話

  • 後半、イマイチ
    Googleのビジネスモデルは同意できるが、
    楽天の下りは納得できない。

  • 今人気のITビジネスの仕組みが分かります(小林俊一先生)

  • 面白い発見はあんまりなかったかな

  • はじめにのところで、著者の経歴について触れられている。
    マッキンゼー&カンパニーからドコモの常勤コンサルとして「iモードの立ち上げ」に従事。
    その後はリクルートで「リクナビキャリア」の立ち上げだのGoogleにいったかと思いきや、現在は楽天と現在もネットを中心としたビジネスの中心に存在している企業を10回も転職を重ねているという...(^^;)ハハハ。

    その間に起きたパーソナルコンピュータからインターネットへというフィールドの変化をまさに現場でビジネスを築いてきた視点でわかりやすく纏められている。
    本書がタダのITビジネス本ではないと感じるのは、『プラットフォーム屋の視点、立場で見たITビジネスの姿』を単に提供側として語っているただの成功本というものではまったくなく、利用者の行動を中心としたグローバルスタンダードとドメスティックな日本人とのコミュニケーション論として読み進めるとなかなかオモシロい。

    例えば『日本人』の持つ、良くも悪くもな共通性に注目すると、アメリカ初のプラットフォームでも当初の位置づけとは異なる日本人らしい使い方で発展していくということ。

    『日本というハイコンテクストな国は、こうした言葉ではない部分を楽しむ、隙間を楽しめるという文化がある。そのために、その部分が過剰に消費されるというわけです。』

    『アメリカ人はローコンテクストだから、言わないと分からない。でも日本人はハイコンテクストだから、言わなくても分かるんです。』

    この背景には少なくとも二つの要素が必要である。
    一つは、以下の引用の通り同じ共通基盤があるということ。

    『ハイコンテクストな文化というのは、同じ共通基盤、コミュニケーションの共通基盤があって成立するものです。共通の基盤があるから、その共通部分はあえて言葉にする必要がない。つまり阿吽の呼吸で説明できるし、またそれを楽しむことができるのです。』

    もう一つは、無駄な、どうでも良いようなことに思えるモノにも楽しめる。余剰部分を楽しめる素地があるということ。

    『文化的な構造という面では、もともと日本には私小説というか、個人のよしなしごとを読んでその機微を楽しむという文化背景がありました。』

    こういう見方をすると、TwitterにしろFacebookにしろどうでも良いようなことをユーザは垂れ流し続けている。Facebookに関しては本国アメリカでは明確な目的があったはずだが、日本国内においてはゆるぅ〜い繋がりの中で、目的が明確では無くなり、友だちの近況をふぅ〜ンと楽しむモノと化している。
    LinkdInがなかなか国内でブレイクしないのもアメリカ的なローコンテクストと日本的なハイコンテクストの国民性の違いが関係しているのでは無いだろうか。

    『グローバル社会は英語だ、これからは英語が重要だということを言う人が多いけれども、本当にいけてるグローバル企業は英語よりも非言語化を重要視しているのではないか、というのです。その証拠にナイキやスタバのロゴからは英語表記が消えた。英語という言語ではなく、アイコンだけで、非言語のコミュニケーションを指向しているのではないか、という話です。』

    これも最近は特にITビジネスでも顕著になってきた部分である。
    AppleのOSを中心としたフラットデザインの適用と、ハードウェアのユニボディ化。GoogleではAndroid OSのマテリアルデザイン化といったデバイスの非言語化はますます進むだろう。
    さらには、GoogleのChrome BookやAppleのiCloud戦略に見られるようにもはやハードウェアとクラウドの垣根も曖昧になりつつある。
    コミュニケーションを取るにあたっての垣根はドンドンあやふやになり、個々人の思考と道具の垣根を意識しなくなったとき、言語とコミュニケーション... 続きを読む

  • 【読書】ビジネスの体系化はもちろんそこに個人のミッションも織り交ぜ言語化しているところがスゴイ。 //

  • 分量も少なめで文章も平易なのでさらっと読める。
    Webサービス・アプリでマネタイズする方法をまとめた一冊。
    ある意味当たり前の内容だが、きちんと言語化されたものを改めて読むことで自分の中で整理する助けとなった。
    ただ、一部では視点がやや偏っている気がしたので、見方の1つとして消化するのが良い。

  • IT系や広告PRに関わっている人には、知っている・聞いたことがあるだろう話が中心だが、ビジネスの現状が丁寧かつコンパクトにまとまっている。
    好むと好まざるとに関係なく、現代の日本人の多くが、目的のためではなく情報そのものを消費している。それが日常なのだ。
    上質なまとめとして、一般の社会人にもお勧めできる。

  • ・売ろうとする商品、その商品の価値が最も低い場所(仕入地)、商品の価値が最も高い場所(消費地)の三つを結びつけるマッチングが、ビジネスのキーになる。
    ・インターネットは時間と空間の差を縮めた。場所による価格の差が小さくなる。場所が限定された情報は価値を生まなくなった。
    ・「点在する情報を一か所に集める作業」は、インターネットの得意とする作業。
    ・ユーザーの存在そのものがビジネスになる。
    ・ユーザーと企業を結びつけるのがインターネット。
    ・ユーザーを探すコストをゼロにするのがインターネットビジネスの課題。
    ・基本無料でたくさんのユーザーを集めて、そのうち1%のユーザーが付加価値のあるサービスに金を払うだけで儲かる。
    ・情報のコストは3種類ある。情報そのもののコスト、その情報を探すためのコスト、情報を手に入れるのに必要なコスト。この三つを組み合わせたものが、価格に見合うかどうか。
    ・アメリカなどローコンテクストの国では、自分の前提条件や背景を言葉にして説明する。前提条件プラス自分の主張を述べて相手を説得しようとする。日本などハイコンテクストの国では、前提条件を喋らない。言わなくてもわかる。言葉にして説明するのが苦手というよりは、言葉にする必要がない。アメリカなどのローコンテクストの国では、LINEのスタンプが発生しない。
    ・ハイコンテクストの場所では、前提条件となる物語が共有されている。
    ・コミュニケーションは単一言語から多言語へ、そして多言語から非言語へと移行する、LINEのスタンプのように。
    ・インターネットは言語に縛られることなく、アイコン、図形、写真、動画などを通じて、言語を超えたコミュニケーションを促進する。

  • タイトルよりも表紙の帯に書かれた言葉に釣られたせいか、期待とはちょっと違う内容でした。もちろん、タイトルには相違ありません。

    執拗なまでにmixiを例に出さないのはなぜだろうか。

  • 【第一章】ITビジネスは何で稼いできたのか
    ・原則:「(その商品を)安いと感じているところから仕入れて、高く感じているところに売る」
    →「場所による価値の違い」を正しく認識しなければいけない

    ・ビジネスのキー
    ①売ろうとする商品
    ②その商品の価値がもっとも低い場所(仕入れ地)
    ③商品の価値が最も高い場所
    →インターネットが空間的、時間的制約をなくす=取引されるものが物から情報へ

    ・「点在する情報を一カ所に集める」という作業=インターネットの得意分野
    例}転職サービス
    例}Google:TAC(Traffic Acquisition Cost)=ユーザを獲得するために払っているコストを情報をgoogle mapsなどで一つのとこにまとめ、大幅に削減
    →純粋想起(何の手がかりもなくあるトピックについて聞くと、あることが考えつく)を利用
    →収穫逓増の法則(生産規模が大きくなると、効率があがり、収穫規模が増大)
    例)情報を求めている人が多いところに情報を出す人が集まる
                  ↓  ↑
      情報を出す人が多いところに、情報を求める人が集まる


    ・課金ビジネスよりも、まずは多くのユーザーをひきつけ、そのうちの数%に付加価値サービスを提供する
    例) evernote, doropbox
    ・サンクスコスト
    p62参照

    【第二章】ネットが世界を細分化する
    ・クラウドソーシング
    →時間をほそぎれにすることができる
    →地域差による労働力の単価が利用できる
     例)レアジョブ、appleのコールセンター
    →データを分割する事によって個人情報を守る
    →低コスト
     例)ラクスル:稼働していないコピー機を利用する

    ・レイヤーバンドル、バリューバンドル layer/value bundle
    例)ニコ動、初音ミク、教科書プロジェクト

    【第五章】ハイコンテクストなインターネット
    ※ハイコンテクストの国は、言葉ではない部分を楽しむ
    ・ものを買うというのは、商品にまつわる物語をかったり、売り手との関係性を買っていたりする
    例)ダイソー、楽天
    →言語から非言語的なものへ変わっていく
    →広告媒体も変わっていくのでは?

  • ここ20年のITの変遷、そして今後のITについて語ります。

  • 少し前に話題にあがった書籍。
    Kindleで読了した。
    著者は楽天やGoogleなどの様々な経歴があり、その経験の中からITビジネスの歴史やトレンドを紹介する。
    非常にわかりやすいものだと思う。
    業界にいる人間としては当たり前の内容も多いが、それがなかなか浸透していない事実があるし、様々なサービスが出ているので、それを周知するにもよい書ではないだろうか。
    バスの例であげたマッチングの説明などはよかった。

    ■目次
    はじめに
    Googleから楽天へ

    第1章 ITビジネスは何で稼いできたのか
    ITビジネスは何を売っているのか/Googleはなぜ勝ったのか/課金ビジネスが成功しなかった理由

    第2章 ネットが世界を細分化する
    マッチングビジネスの新しいカタチ/分解されるタスク、分割される価値

    第3章 ネットワークとコミュニケーション
    情報の進化(1)―フローとストック情報の進化/
    (2)―情報の粒度/モバイルがインターネットを変えた

    第4章 消費されるコミュニケーション
    人はなぜ情報を発信するのか/情報発信のインセンティブ/コミュニケーションが消費される

    第5章 ITの目指すもの、向かう場所
    ハイコンテクストなインターネット/そしてインターネットは、人を幸せにする装置へ

  • 前半はネットに関するテクノロジーの進歩の歴史と、それに伴う検索サービス、iモード、SNSなどのビジネスの立ち上がりをざっと解説。頭の整理に役に立つ。

    良かったのは最終章。これから新興国を中心にネット接続人口が増え、英語だけでなく多様なローカル言語がネット上に飛び交うようになる。ネットは多文化、多言語の世界になり、ハイコンテキストなコミュニケーションが重要になる。言語ですべて説明するのではなく、たとえば写真を介したコミュニケーションなどがもっと拡大していく。この指摘にはなるほどと感じさせられた。

  • 今までは空間的もしくは時間的にモノを安く仕入れて高く売るというのがビジネスの原理だったが、インターネットのビジネスは「ユーザを安く仕入れて高く売る」ということだ、というのが著者の主張だ。
    そして、強いところがどんどん強くなる、収穫逓増の法則が成立するのがインターネットの世界だと。
    また、課金ビジネスが成立するためには、探索コスト、支払いにかかるコストを含めたトータルコストが見合ったものになるかどうか。現時点で壁になっているのは支払いにかかるコストで、そこを下げることができるシステムができれば、ビジネスが変わってくるという。

    この辺りが「原理」というところだろうか。

    そして、日本人はハイコンテクストで、アメリカはローコンテクストだという論を最後に強調する。

    全てが、すでにどこかで言われたことの焼き直しで、どちらかというとクリシェのようにも聞こえる。

    マッキンゼー、リクルート、Google、楽天を含めた「転職10回だから見えた」という帯にうたっているが、その部分でのこの本に特異な価値は見いだせなかった。優秀な方だろうし、内容も正しいのだけれども、本としての評価としてはその期待に比してやや凡庸。

  • 軽いタッチで色々書いてあって面白かった。IT業界の歴史的なことが書かれてる。転職10回だから分かったということが帯に書いてあるけどそれは関係ない。

  • インターネット黎明期あたりからのITについて、どちらかというとコミュニケーションに主眼を置いて、その背景や未来を説明。原理、とまで言うのはちょっと違うかもしれない。「電話というメディアは強制的に相手の時間を奪う暴力性を持っている」は、なるほどなと思った。

  • 結論として、タイトルにあるような「ITビジネス」の話ではなくBtoCの主にモバイルコンテンツの歴史や基本的なインターネットの登場によるビジネスの変化の話をした本であり、IT系でBtoCビジネスをやっていれば別に目新しい話はなく、これといって面白いとはいえない本でした。

    この本のタイトルがなぜ「ITビジネスの原理」になったのか不明でしょうがないです。

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