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- / ISBN・EAN: 4988126429010
感想・レビュー・書評
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2013年公開の劇場アニメーション。気恥ずかしいくらいストレートな「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語で、「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」など、SF色が強かった時期の宮崎駿作品に類似した設定・展開が目立ち、そのせいかちょっと懐かしい感じがする。「重力が反転した世界」という世界観の発想は面白く、アニメーションならではの映像表現として生かされているが、他方で科学設定に緻密さはなく、SFというよりファンタジーに近い。ストーリーに意外性はまるでないが、無駄なカットがなくてテンポが良く、ハラハラドキドキさせられるのは確かで、また「価値観の複数性」「異なる他者との共生」というテーマはすこぶる現代的で、偏狭なナショナリズムや原理主義が跋扈する状況に一石を投じているのも評価できる。
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映画じゃなくて通常のアニメとして見たかった
もっと深く掘り下げてほしかったし その後も知りたい -
世界観が練りきれていない感はあるし、物語も掘り下げ不足で消化不良な部分もあるけど、まずまず気持ちよくできていた。
「サカサマ」というワンアイデアで最初から最後まで一貫して引っ張ってくれたのが良かった。映像的にも面白いし。
典型的なボーイミーツガールなので、その意味でもこのサカサマというコンセプトはうまく機能してる。ただ、中2男子的には、これだけ身体接触があるなんだからもっとうろたえたり照れたりしろよ、とも思ったり。 -
99
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映像も綺麗で実写感覚のカメラワークも、アニメとしては新しい。
物語も面白かったけど、最後の終わり方は少しもやっとした。