- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988126209025
感想・レビュー・書評
-
物語の設定は面白かったです。
終始さかさまなのでちょっと目が回りそう。ヒロインもさかさまで、インパクトがありました。また、このさかさまから重力が逆転しているだけでなく、権力なども逆転していくという点が面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!
のだが、振り返ってみると、うーん物語性は少なかったとも言える。
ある事件によって、重力が逆転する空間ができてしまう。
その逆転した空間で生きてきた人と、逆転していない空間で生きている人が出逢う物語。
空に落ちていく恐怖。
そして、重力が逆転している先で、立場が反対になる恐怖。
面白いなーと素直に思った。
恋愛要素と悪役との冒険要素がもう少し盛ってあるともっと面白かったのに。
「天空の城ラピュタ」好きな人は楽しめて、物足りないさを感じる作品じゃないかな。 -
目が回るが、ほのぼの映画でしたな。( ´ ▽ ` )ノ
-
出会ったのは、空へ落ちそうな少女。
重力が逆になっている、サカサマ人・パテマだった。
空が美しくも恐ろしい映画だった。
重力の反転により、眩暈がするような、本当に自分も落ちていくような(足がついて安心するような)気持ちになった。
映画館で観たら鳥肌モノだったろうな!
気に入った方は、同監督の『イヴの時間』もオススメ。 -
吉浦監督は深夜テレビで放映してた「アルモニ」っていう短編作品で初めて知りました。
あれも不思議な作品でしたね。
吉浦監督の作品はどれも独創的で新たな発見を与えてくれます。
って、一番有名な「イヴの時間」を未鑑賞で、こちらの作品を先に見てしまいました。
やっぱり面白かったです!
最後まで夢中になって見ました。
逆さまになってるヒロインって初めて見たよ!
しかも終始。このヒロイン、パテマがエイジの世界で過ごすところ、私は彼女に感情移入してしまって心拍数上がりました。
空に落ちる。こんな怖いことはありません。
海に落ちるより怖い。
空から落ちるより怖いかもしれない。
今でも思い出すだけでブルブル。
このあたりの描写が丁寧だったなーと。
あとはストーリー性については、ほんのり淡い恋心?を描きつつ、世界の真実にたどり着く・・・・・
というところですが、もう少し二つの世界観を細かく描いてくれても良かったかなぁと。
死んだような目をして学校に行くエイジ達学生。なんであの子達はあぁなのか、家ではどうなのか?
なんか普段の日常を描かずにいきなり非日常へと突入してしまったので、そこは少し違和感でした。
まぁ、なんとなくわかるんですけどね。
ただもう少し二つの世界の違いを濃く残しておけばエンディングでの感動が増したかなーと。
でも総合的には評価高いです。
もう一回見たいと思いました。
そしてやっぱ、「イヴの時間」も見ないといけないね! -
ファンタジー/SF
サカサマというひとつの発想から、どこまでも広がる世界観が素晴らしい。
シンプルな展開と、爽やかなラストも好印象。 -
設定、画面、ストーリーは拘りあり。
だけど、人物にあんまり深みがなくて、おーすげーとか思いながらも、さらっと過ぎてく感じでした。 -
価値観の転換。ぐるぐる回る世界観がすごかった。アニメーターさんたちすごすぎ。
空に落ちるだなんて感覚、途方もない感じする。そういう世界にいる人を、想像できるか? と常につきつけられる問に背筋が伸びた。
アイガ人の長?みたいな人が空に行っちゃったので、エイジも逆さになっていたけれど、アイガ人が元々サカサマだったってこと?いまいちその理由がわからなかったので原作もいつか読みたい。 -
TVにて
サカサマ世界とこの普通の世界の仕組みが今一つよく分からなかった。 -
大人も普通に楽しめる作品ですが、子供向けだとしたら聞きなれない言葉の解説や説明がストーリー展開の中でされるべき。(例えば、アイガという新しい言葉が聞き取りつらく中盤前まで国家なのか地名なのか意味不明だった)
また、設定が君主国の割にはイザムラの独裁が際立ちすぎるのと、ジャクの裏切りも唐突過ぎ、もう少し伏線があったほうが説得力があった。アニメとしての世界観は悪くはなかっただけに余計に残念。
音楽担当は大島ミチル(主題歌“Patema Inverse”も彼女の作曲である。作中の世界観を端的に表現する為、歌詞はエスペラントで書かれている)。
『サカサマのパテマ』 (PATEMA INVERTED) は、吉浦康裕による日本のアニメーション映画作品。2013年11月9日に日本公開された。第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、スコットランド・ラブズ・アニメ 2013観客賞及び審査員賞を受賞。また、第7回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされた。スタジオ六花の吉浦康裕が、『イヴの時間』に続いて、原作・監督・脚本を務めて制作するサイエンス・ファンタジー作品。2012年劇場公開予定だったが、制作上の都合により2013年公開に変更となった。吉浦は、この作品について(店の中のエピソードが多かった前作の『イヴの時間』と違って)、外の話にしたいとしている。ぴあによる公開初週の映画・満足度ランキングでは1位となった。
「かつて、多くの罪人が空に落ちた」とされ、「空」を忌み嫌う世界・アイガ。そこに暮らす少年・エイジは、ある日、サカサマになってフェンスにしがみつく少女・パテマと出会う。パテマは重力が逆転した地下世界の住人で、行方不明の友人・ラゴスを探して散策するうちに地下世界からアイガへと「落ちて」しまったのだった。
手を離せばアイガの空に落ちてしまうパテマを助け、匿うエイジ。その頃、「サカサマ人」が現れたとの報告を受けたアイガの君主・イザムラは、治安警察のジャクに捜索を命じる。エイジはパテマを連れて逃げようとするが、パテマは捕らえられイザムラのもとへ連れて行かれてしまう。イザムラはパテナに、かつて地上で重力をエネルギーに変換する研究が行われていたこと、その事故によって重力が逆転してしまった人々が空へ落ちて行ったこと、重力が逆転しながらも運良く生き残った人々が地下に潜りサカサマ人となったことを語る。アイガに侵入したサカサマ人は死ぬべきだと告げるイザムラにパテナが見せられたものは、保存液に浸るラゴスの死体だった。
一方、エイジの前に、地下世界からパテマを探しに来たサカサマの青年・ポルタが現れる。二人は協力してパテマが監禁されている塔へ向かうが、救出直前にイザムラやジャクに見つかってしまう。エイジはイザムラから、かつて「空」を目指したエイジの父の死が事故ではなく暗殺だったことを知らされる。ジャクがエイジを撃とうとした瞬間、足枷をつけたパテマがエイジに飛びつき、二人はアイガの空へ向かって落ちて行った。落下を続ける二人が目にしたものは、広大な地面と、そこに設置されている無数の機械。緩やかに着地した二人は、そこでエイジの父が死ぬ際に乗り込んでいた飛行船を発見する。その中には、父とラゴスの交流の記録が残されていた。
エイジはパテマを地下世界に帰すため、飛行船に乗ってアイガに帰還し、そのまま地下世界へ向かう。追跡してきたイザムラとの激しいもみ合いの末、イザムラは地下に空いた穴へとさらに落ちていった。だが、その穴の先にあったのは廃墟となった高層ビル群と、本物の空だった。本物の地上で一人サカサマのエイジは、パテマにつかまり、新しい世界へと足を踏み出していく。(Wikipedia)