モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語

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制作 : 大島 かおり 
  • 岩波書店 (1976年9月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)

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モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語の感想・レビュー・書評

  • 小さい頃から家にあった本。何度も読もうとしたけど途中で眠くなってしまった本。大学生になってはじめて読めました。子ども向けにみえるけど、本当はおとなに向けた物語なのではないでしょうか。この本を読んで、今まで自分が未来にばかり目を向けていて、今を十分に楽しんでいないのではないかと思いました。未来も大事だけど、今は今しかない。「いま」という時間を隅々まで味わい尽くそうと思います!

  • 2017.8.17
    読んでみてびっくり‼️
    さすが、ベストセラーなだけある。
    発想が違う❗️
    風刺は身につまされる。
    私は灰色の男になっていた。
    モモになって、聞き上手になりたい。

    でも扉を開けること、灰色の男があっというまに6人になっていくことはちょっと❓だつた。

    時間の観念がむずかしい。映画にしてその世界観を表現してほしい。

  • 借りたが読めずに、返却。

  • 現代人は既に灰色の男達に時間を盗まれているのではないのか?
    せかせかと働き回る大人たちや将来のためになる遊びを強いられる子どもたちを見ると、そう思わざるを得ない。
    しかも灰色の男たちの葉巻の煙によって、致死的退屈症(何をするにも無気力になり、何も愛することができなくなる)になるという…陥ってしまっている人もいるのではないか?

    この本は、子どもの時に読んだが、時間を節約する大人のことなんて他人事だった。でも、今ではなんとなく、いや、かなり具体的にわかるところがある。
    子ども向けの本ではあるが、内容は大人に読んでもらいたい、考えることがたくさん含まれている本だ。

    マイスター・ホラのなぞなぞ
    三人のきょうだいが、ひとつの家に住んでいる。
    ほんとはまるでちがうきょうだいなのに、
    おまえが三人を見分けようとすると、
    それぞれがたがいにうりふたつ。
    一番うえはいまいない、これからあっとあらわれる。
    二番目もいないが、こっちはもう家から出かけたあと。
    三番目のちびさんだけがここにいる、
    それというのも、三番目がここにいないと、
    あとのふたりは、なくなってしまうから。
    でもそのだいじな三番目がいられるのは、
    一番目が二番目のきょうだいに変身してくれるため。
    おまえが三番目をよくながめようとしても、
    そこに見えるのはいつもほかのきょうだいだけ!


    答えは、このお話のテーマ。
    なぞなぞになるほどと思うと同時に、モモが答えにたどり着くまでの考え方が、しっかりしているな。これがモモなんだな。という印象を受けた。


    作者のみじかいあとがきより
    (モモは作者が長い旅の途中に、奇妙な汽車の乗客に聞いた物語という設定だが、その乗客は)
    「わたしはいまの話を、
     過去に起こったことのように話しましたね。でもそれを将来起こることとしてお話ししてもよかったんですよ。わたしにとっては、どちらでもそう大きなちがいはありません。」

    過去にも確かにこのようなことが起こった。それが文明だったり、産業革命だったり、文明開化だったりするのかな。
    そして、今(モモの執筆からすると未来)も同じように、更に技術が発展して益々ゆとりがなくなっていく。
    ただ、もしかすると今後は働く必要がないような世界になるかもしれない。
    それはそれで恐ろしい気もするけど…。


    ちなみに、「モモ」は宮沢雪乃の偽愛読書であり、東大生が読んだ本に名を連ねていた本でもある。

  •  時間どろぼうから時間をとりもどしてくれた女の子モモのお話。時間の意味を問うファンタジー。
    (カウンター担当/アメリ)

  • 時間どろぼうにぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語。

  • 主題も、描写も、たくさん素敵なところはあるけれど、私は湖の真ん中に咲く花の描写が忘れられない。

    湖の真ん中に、今までに一度も見たことがないほど美しい花が咲いている。
    見とれていると、すぐにその花は枯れてしまう。
    しかし、次の瞬間、さっきよりももっと美しい花が水の中から生まれる。
    またその花は枯れてしまう。
    そして再び、さっきの花よりもその前の花よりも美しい花が現れる。
    それがいつまでも繰り返される。

    この部分を初めて読んだとき、幼いながらに怖かった。無限に触れた気がした。無限なんてありえない。なのに、目の前にこうして見せられて、薄ら寒くなった。

    ところで、この花は恋愛に似ている。以前好きだった人よりも、もっと好きな人が現れる。そしてまた恋をする。短い人生の中での無限。それは絶望であり、希望でもある。

    そんな風に読み換えてみて、少し悲しくなった。そのままで十分美しいものを、自分の人生という有限な枠の中に閉じ込めることで、ばらばらに壊してしまったような気がした。

    恋愛にたとえることで、この無限をどれほど理解できただろう?初めてモモを読んでから今この瞬間まで生きてきて、その無限にどれほど近付けただろう?

    無限とは、恐れおののきながらも遠くから見とれるしかないもの。理解することはできないかもしれない。だけど、感じることはできる。感じさせることはできる。エンデのように。言葉には、無限さえも表現できる力がある。

    今までに一度も見たことがないほど魅力的な表現。繰り返される無限。それを探して、今日も本を読んでいます。

  • 忘れてはいけない大切なこと。
    魔法を作ろう!

  • 言わずもがなのエンデの代表作。「はてしない物語」「鏡の中の鏡」「遺産相続ゲーム」はかなり昔に読んでいたのに「モモ」はあまりにもメジャーすぎて手つかずだったが、このほどようやく手に取ってみた。

    人間から時間を盗み取る(時間を銀行に預けろとそそのかす)灰色の男たちに、我々の生活はとっくの昔に侵略されている。残念ながら、モモはいない。我々はモモなしですり減らす日々に抗うことはできるだろうか。

    子供にとってはスリル満点のおとぎ話だが、大人にとっては痛いところ突かれまくりの寓意小説。
    あとがきによると「過去の物語でもあり未来に起こること」でもあるとのことだが、いやいや、十分今まさに起こっていることですよ。
    エンデの筆による挿絵も味わいがあります。

  • あまりにも私のことを言われているようで、本当に驚いた。大学生の時に読んだ時よりも、今の方がずっとズシンとくる。赤鉛筆で線が引かれていたけど、私が今ひくとしたら、全然違うところになると思う。

  • 時は金なりの怖さ

  • 不思議な女の子モモとモモの回りを取り巻く人々。ある日突然変わってしまう人々を助けるモモに何とも心ひかれました。

  • いま読んだらどんなだろうと思って。
    わりと覚えていた。べつに懐かしかったりとかなく。
    あ、ジジのモモのためのお話が、こんなに素晴らしかったのか、となったな。
    時間の花の描写は素晴らしくて、とても好き。。

  • 幼い頃はじめて読んだ時、時間どろぼうなんて私の人生に踏み込ませない!と思ったのに、気付くと灰色の男達がちらちらする今日この頃。
    モモと仲間たちのように、人生を謳歌するぞう。
    Habe keine Angst!カシオペイアの言葉、オソレルナが身に染みる。Münchenのエンデのお墓を訪れた時に、墓前にカシオペイアが居て嬉しかった。エンデよ永遠に。

  • 小学生で出会い、読むのを挫折し、大人になって読んだらその世界観や登場人物にどっぷりハマりました。
    児童書だけど内容が現代社会の問題に当てはまるような感じで、大人が読んだ方がいいとすら思う。
    ただファンタジーの面白さがちゃんとあり、早く次の展開が知りたい一心でもくもく読める本でした。
    忘れられない1冊です。

  • 時間どろぼうはいつもそばにいる

  • 童話ってことになってるけど現代の大人ほど読んだほうがいいんだろなって物語。
    灰色の連中が人々から時間を盗んでいく、それを取り返す浮浪児のモモ。時間に追われ精神的に疲労しがちな現代社会の病弊を描いているかのよう。

  • HUMICでの請求記号「909.08/I 95/37」

  • 20年以上前に読んで再読。

    今の子供たちは灰色の男たちにやられてしまったんだろうか。夕日が沈むまで外で遊んで、家に帰ったら晩御飯という至福の時間が無くなってしまったように思う。子供たちから時間を奪った灰色の男たちは、大人のことなのかもしれない。

    そして子供だけでなく、大人もまた時間や数字に追われた生活になってきている。
    経済の指標が良くなれば幸せになるって言っている政治家の方々も、この本を読んだ方がいい。

    印象に残ったのは灰色の男たちが言った言葉。

    「人生で大事なことはひとつしかない。それは、何かに成功すること、ひとかどのものになること、たくさんのものを手に入れることだ。ほかの人より成功し、えらくなり、金持ちになった人間には、そのほかのものー友情だの、間の、名誉だの、そんなものはなにもかも、ひとりでに集まってくるものだ。」

    これが虚しいことだと気づかない大人もたくさんいる。

    成功しようとする気持ちは大事だが、モモのように人の為に時間を使うようになりたいと思う。

  • 子供の頃の記憶に惹かれて手に取った。
    終盤のイメージしか残っていなかったが、前半もなかなか素敵な世界観。
    人のために自分の時間を使える。
    それの意味とか考えると、なるほどと思える。
    習い事ばかりで忙しい現代の子供とその親も一緒に読むといいなと思った。

  • ベッポのような大人になりたいと思った小学生時代。彼の言葉を思い出しながら不器用ながらもしっかり生きてます。

  • 2015年のクリスマスはモモを読んで過ごす。
    実は初見だったりします。なぜこれを読んでいなかったのか。そもそも小学生あたりで読んでおくべきだったのではないか、いろいろ考えました。

    時間どろぼうに時間を盗まれる人々。
    彼らは能率を求めて、時間を切り詰め、余裕をなくしていく。これはでも完全に悪いことなのだろうかと、少し思います。

    今の時代、ただ自分のペースでのんびりと仕事している事がいい事かというと、それで周りに迷惑をかけることもある。

    …とおもうのだけれどもなぁ。

    でも心の余裕は確かに必要だと思いますよ。忙しすぎて子供を放っておくなんていけませんしね。

    なんとなく、いろんな角度から物事が見れる本でした。

  •  小学4年生の頃、終わりの会の時間に担任の先生が毎日少しずつ読み聞かせしてくれていた本。当時は特に何も思わず、ただただ物語を楽しんでいたけど、今思えばなんと恵まれた環境だったんだろうと思う。
     そこから10年以上経ち大人になって再読すると、この物語が身に迫ってくる。効率化・合理性を追求して日々あくせく動いている自分の空虚さを、モモが純粋無垢な目でじっと見つめているような心地になった。

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