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- / ISBN・EAN: 4562227882501
感想・レビュー・書評
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アラン・ドロンの再来と言われている、ラファエル・ペルソナ主演のフランス映画。内容も、ドロンの「太陽がいっぱい」に似ているらしい…という前情報だけは持って、鑑賞。
うーん…可もなく不可もなく、といった印象でした。ストーリーは暗くて重くて、良くも悪くも現実的なので、エンディングも決してお花畑みたいなハッピーエンディングではないし。
キーパーソンとなるのは、ラファエル・ペルソナと二人の女性。と、あと彼の婚約者?
見終わってしばらく経つと、みんな、それぞれに不幸になって、それぞれに自分勝手なことをして、それぞれがそれぞれに自分が背負うべき重荷を勝手に肩にのっけて、それぞれに自分をかわいそうだと思って、でも最終的には「C'est la vie」とお得意のセリフとともに肩をすくめて去って行ったな…という印象が出て来るのが不思議です。
最後の最後、社長が「掃除婦の息子」というセリフにすべてが集約されているように思うし、「おまえらうざいんだよ!俺が一人で出世したんだ!」というセリフも本音だろうし、人間というのはかくも白黒に分かれない生き物なのだなあと、しみじみ感じました。
劇中、大学での講義で「僕は君たちの代わりに、ほとんどすべてのことをしてあげられる。書いたり勉強したり、恋愛したり落胆したり、食べたり飲んだり眠ったり働いたりしてあげられる。でもたった一つだけ代わってあげられないことがあるんだ。それが何か分かる?死だよ。死だけは、人間には一度しか与えられず、それを誰かに身代わりになってもらうことはできない。死とはつまり、生だ。生きるということは死ぬことだ。だから諸君、この世で一番尊い、一番向き合う価値があるものは何か。自分自身の人生だ」というような内容が、一番心に残ったかもしれません。
なるほど、そういう考え方を突き詰めていくと、個人主義ができあがっていくのか、とか思いました。他人の幸せが自分の幸せ、チームの幸せが自分の幸せ、を突き詰めていくと、周りの幸せのためには少々、自分の幸せは犠牲になっても構わないというような考え方になってしまうのに、構図自体は似ているな、と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アラン・ドロンの再来…⁈
という触れ込み付きのラファエル・ペルソナ見たさに鑑賞。
内容に関しては予備知識ゼロで、タイトルからしてミステリアスなイケメンがスタイリッシュに活躍する話を想像してたので実際のストーリーにはちょっと拍子抜け。
主人公は確かにスーツのイケメンなんだけど、轢逃げしちゃって順風満帆な人生がぶち壊れたヘタレな男という役柄だった。
保身の為のズルさと良心のどちらも捨てきれないまま、人間臭いシガラミの中で皆が少しずつ不幸になっていく、って話自体は好みなので退屈せずに見れたけど、男が目撃者の女とイチャつきだした所は「この後に及んで色仕掛けかよ!」とツッこみたくなった。
イケメン無罪にも程があるだろ!笑
私としてはラファエル・ペルソナはアランドロンよりもテレンス・スタンプを彷彿とさせるような気がした。
若い頃のテレンス・スタンプからアクを抜いて髪をフサフサにして正統派イケメンにした感じ。 -
B。主演のラファエル・ペルソナはハンサム。
移民の問題もひき逃げ事故も深みがなくリアリティを感じられない。フランス警察はなにやってんだ?本人もどれほど考えているんだかわからない。 -
第一印象は、等身大を描いたフランスらしい内容。しかし観賞するにしたがって、個人の哲学に繋がる・繋げる作品がフランス映画に多いと感じる中、当作には感じるものが少なかった。良心と葛藤する描写に、主体的に悩むシーンは少なく、常に誰か・何かを介す。友達、仲介人、被害者、被害者家族、格言、セックスなど。そのため、結末で「自分が分かった」と結論づけても厚みを感じなかった。しかし、社会的弱者を背景においた登場人物の心理や設定は興味を持って観ており、日本でも顕在化する格差問題と重ねずにはいられなかった。
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フランス映画っぽいのかなぁ。
ひき逃げ事故を起こす人、事故を目撃した人、事故にあった家族。
ひき逃げ事故を起こした逆たまの男と事故を目撃した人との交流がなぜそうなるのか、いまいち分からない。移民の問題?も絡めてあって、日本人には分かりにくいような気がする。
全体的に重い・・・。 -
2014/8/19 ふ〜む⁉︎アランドロンの再来⁉︎ まぁ、確かに 主演の俳優は男前だけど…日本の2時間ドラマみたいな感じですね。映画としては??
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で?って感じ。何が伝えたいのかわかりません。
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犯すつもりのなかった罪を背負った犯罪者を巡り、目撃者の女と被害者の妻の運命が交差するクライム・サスペンス。
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重い・・・
でも最後のなんともいえない表情が良いと思います。
誰にでも起こり得ることなので怖い!